材料・手仕事をこだわりぬいた逸品の手焼きせんべい

茨城県桜川市 真壁

うえのこうさく

上野貢作

1933年生まれ 86歳 出身地 栃木県真岡市 20代の頃に埼玉県の草加市で手焼きせんべいの修行。

一どんな活動をしていますか?

真壁の椎尾で手焼きせんべい屋の「味春屋」を営んでいる。もうここでお店をはじめてからは19年になる。
多い日では1日でだいたい500枚はせんべいを焼いている。

一はじめたきっかけはなんですか?

今まで建設業などいろいろな仕事をしてきた中で、埼玉県の草加市に住んでいた時があった。そこで本場の草加せんべいを作っている友達ができて、3年間手伝いをしているなかで技術を覚えることができた。もう今ではせんべい屋歴も56年。
元々越谷でお店をやっていたけど、前から「山の麓でお店を営みたい」という想いがあったので、平成12年に桜川市でお店を開いた。

  • 車を運転している最中でも目に入る印象的な「炭火手焼きせんべい」の看板。

  • 上野さんおひとりで作っているとは思えないほどに種類が豊富。
    はじめてお店に訪れた日から、どこか懐かしい雰囲気を感じる店内。

一一番大切にしていることはなんですか?

売れる日とそうでないときの波はあるけど、顔なじみのお客さんが買いに来てくれると嬉しい。
1から10まで手を抜かないことがこだわり。そしてお米からしっかりと選別して、着色料や保存料を使わないこと。時間がかかっても手間ひまを惜しまず作る事で、美味しいせんべいができる。これがお店のこだわり。

一今後の目標を教えてください

これまで好きな事をやってきて、最終的にせんべい屋になった。これからも手を抜かないで仕事を続けて、おいしいせんべいを食べてもらいたい。
今までのように健康的な食事を続けて、一日でも元気に長生きすることが目標。

アピールポイント

コシヒカリを使い、生地を天日干しで乾燥させ、備長炭で手焼きをしていること。こだわったお米を使って、ひとつひとつの工程を丁寧に作っていることが普通のせんべいと違うところ。

-コーディネーター紹介-

はじめてお会いした時から、手焼きせんべいについてのこだわりを4時間以上熱く語ってくださいました。
22歳の僕が圧倒されるほどの情熱を燃え滾らせている職人さんです。
ここまでお米の味のするせんべいははじめてでした。お店のお近くを通った際には、ぜひ一度食べてみてください!

ID 茨城県桜川市

はぎわら りく

萩原陸

2019年3月に武蔵野美術大学を卒業。
4月から桜川市の地域おこし協力隊として移住。