村内の農業はこの人達抜きでは語れない…農家が減る中続けた実力者!

長野県筑北村

ミワカズミ コマツトモヒロ

三輪和美 小松知寛

三輪さん: 農協で55歳まで勤務。定年退職後に農業への関心もありお米メインに農業を始める。坂井地域の農家を支える大黒柱。 小松さん:三輪さんのお孫さん。松本市出身。幼い時から筑北村に来ておじいさんの後を継ぐと言っていた。高校から筑北村に移住し大学まで農業をメインに勉強後、20歳から三輪さんと一緒に農業をはじめた。

一どんな活動をしていますか?

 お米をはじめとするそばや白菜やセロリなどの作物を栽培、出荷していています。 祖父が農家を始めてから年々農家さんが減り、辞めた農家さんや地域住民の方から委託を受け規模はどんどん拡大していき現在、73枚にもなる田んぼの管理をしています。 私は新しくアスパラの栽培なども始め、作物の種類を増やしています。
 1年間の流れは1月から2月はアスパラの収穫し、3月からは作物の育苗をはじめながら田植えの準備をはじめ、4月に入るとメインとなるお米の育苗を開始し、5月には田植えを行い6月から夏の間は炎天下の中草刈りを行います。9月10月はお米や蕎麦の収穫をし、11月からまたアスパラの栽培をはじめるという年中忙しい日々を過ごしています。
 また、祖父は地域の保育園児と一緒にじゃがいも植えなどを行い園児に農業体験などを体験してもらう活動も行っています。

一はじめたきっかけはなんですか?

 祖父は55歳まで農協で務め、定年退職後の昭和62年に農業に関心があったこともありどれくらいの面積で自分が生活していけるかを計画的に考えて農家をはじめました。
 私は幼いころから祖父を見て来て「自分がおじいさんの後を継ぐ」と公言をしていました。中学から先の進路は、祖父の家に転居し農業高校、農業大学を卒業後20歳から祖父と共に農家をはじめました。

一一番大切にしていることはなんですか?

今まで多くの収量を確保する為の肥料を使用していましたが、消費者が求めているものは、単に口に入れるものではなく有機栽培を中心とした農業で生産された品物を求めています。そこで消費者が安心・安全に食べることができる農栽培を心掛けています。

一今後の目標を教えてください

祖父は消費者が関心を持てる農業を目指すと共に農地の3分の1を目標に有機栽培にしていきたい。 私は委託で請け負った農地がバラバラになっているので農地をまとめて移動を楽にして効率をよくしていきたいです。また、子供も産まれたから収益性の高い作物を作る事に挑戦していきたいと思います。

アピールポイント

30年間作り上げた農地を祖父から孫へと引き継がれようとしている。 美輪さんは自分の経験を小松さんにたくさん教えていきたい気持ちと小松さんの新しく挑戦していきたい気持ちがぶつかる事もあるようですが今後の農業がどうなっていくのか注目です。

-コーディネーター紹介-

自分が農業関係には知識が全くと言っていいほどないので生の農家さんの声を聞くことができ農業が今後どんな方向に向かわなければならないのかを知る事ができました。 三輪さんは現在私が働いているいちご園の運営もしていた事もあり、インタビューの際、アドバイスいただく事もできとてもいい時間を過ごさせていただきました。 また、同い年で農家を継ごうとしている小松さんの意志や想いを自分もやりたいことに照らし合わせをしていきたいと思います。

ID183 長野県筑北村

ちくほくむらちいきおこしきょうりょくたい

筑北村地域おこし協力隊

筑北村地域おこし協力隊