白菜畑のラッパ長!野菜を病気から、村を火から守ります!

長野県筑北村

イチノセ ヒロユキ

一ノ瀬 浩之

昭和55年筑北村生まれ。高校卒業後は長野県内の農業大学で2年間農業のノウハウを学んだ。その後兄弟で農家を経営、標高800m程度の土地で主に白菜を出荷。『東山の一ノ瀬3兄弟』といえば村内で結構な知名度がある。

一どんな活動をしていますか?

 ウチは農家ですので、今の時期(10月)は白菜の出荷とネギの出荷が主ですかね。冬になるとアスパラの栽培、春は春で土を掘り起こして、夏はレタスやキャベツを栽培します。今はだいたい朝6時から夜7時まで働いています、繁忙期になるとは朝5時から夜8時までかな。出荷先は岐阜・愛知、県内だとJAに出しています。白菜は毎年価格の振り幅が大きくて、一番高い時に比べると、今は3分の1くらいです。 地元の消防団ではラッパ長を任されています。始めたのは21歳の時からですから15年くらいやっていますね。上手く吹けたらやっぱ気持ちいいです、みんなで演奏が揃うともっと気持ちいい。消防のラッパは出る音が限られていまして、1のド・ソ、2のド・ミ・ソ、3のド、のみで構成されています。結構奥が深いんですよ。

一はじめたきっかけはなんですか?

 きっかけは親父がやっていたからです、といっても兄貴二人も同じ仕事をしています。親父の後を継ぐというよりも、やりたくて自然と農業に行き着いた感じですね、やっぱり好きなんだなぁと思いますね。兄弟で仕事ができると、いいところも悪いところもありますが、信頼という点では意思の疎通がスムーズでいいですね。長男が継いで、一応私は社員としてお給料をもらってやっています。消防団は、昔のラッパ長に「お前やれ」と言われてはじめました(笑)。

  • みずみずしい白ネギ。こんなに太いのは見たことがない!というくらいの大きさ。鍋にでもしたら最高でしょうね。約40アールの面積で栽培。

  • 葉っぱからしたたる朝露が美しいです、手に持つとズシッと嬉しい重さ。約3.4ヘクタールの規模で栽培。

一一番大切にしていることはなんですか?

 今年から防除の担当になりましたので虫や菌に食べられないようにしっかりと管理をするようにしています。でも気をつけてもいっぱい食われていますが(笑)。ですから100パーセント出荷できる野菜を作れるようにしたいです。ウチの野菜は村では負けませんよ!

一今後の目標を教えてください

 クレームのこない野菜を作りたいです。虫や病気のない野菜はもちろん、品質においても安心で安全なものをお客さんにお届けしたいです。うちの野菜はおいしいので是非食べてください。 消防団に関しては現在10人くらいでやっていますが、今後も和気あいあいと楽しくやっていけたらと思います。団員も募集しています、いつでも見学を受け付けております!

アピールポイント

村内で若い農家さんを探すのにとても苦労しました。それだけ若者は村外に働きに出て、農家さんも少ないのです。最初に一ノ瀬3兄弟という言葉を聞いてすぐにこれだ!と思いました、3兄弟で農業を継続しているなんて、なんだかほっこりしてしまいます。浩之さんたちが持っている畑は東山という集落にあります。天気が良いとここから見えるアルプスは絶景!雲海も超綺麗!みなさんも是非お出かけください。

-コーディネーター紹介-

ID183 長野県筑北村

ちくほくむらちいきおこしきょうりょくたい

筑北村地域おこし協力隊

筑北村地域おこし協力隊