夢に向かって未来を拓く

長野県筑北村

アカハネ ヒサト

赤羽 久人

大町市出身。信州大学卒業。特技は体育、運動。カタールのドーハー日本人学校で教員をされていた経験があります。

一どんな活動をしていますか?

 筑北村立筑北小学校の校長先生です。小学校も一つの組織であり先生にもいろんな人がいますが、その先生たちを生かすようにマネジメントをしています。筑北小学校にはつつじ応援団があり、そこに入っている地域の人たちとのつながりがあります。手作りと遊びの集いといって、昔の遊びや弓矢づくり、茶道体験などを、学校に来て子どもたちに教えてくれます。まだ坂北小学校だった20年ほど前から続いています。また、個人で農業経営している方で、田んぼや白菜つくりを子どもたちに体験させてくれる方もいます。個人で子どもが好きな方でそうやって関わってくれることが有り難く思います。地域の方は学校のことを気にかけてくれていますが、ゆっくり一緒にお茶を飲んだり、話したりできないことが残念です。今はつつじ応援団のほかに老人クラブの方も学校に来てくれますが、子育てが終わった働き盛りの世代にも、スポーツ活動やコーチ、地域でやる行事をやってもらえるといいなと思います。働き世代は重要なポジションにも就いて大変な時であり、難しいことだとは思います。

一はじめたきっかけはなんですか?

いろいろありますが、子どもと何かやっていたのが楽しかったというのがあります。そういうのを本当に感じられなくて教員になってみたけどって先生は辛いだろうなと思います。小学校の校長先生になったのは、ある先輩との話から、誰かがやらなければいけないという使命感がありました。子どもたちとつながりを持ってみると悪い子なんていないです。

  • 校長室と校章にもなっているつつじ。

  • 廊下には子どもたちの作品が並んでいます。

一一番大切にしていることはなんですか?

子どもが大事です。子どもを中心にして組織で学校は動きます。例えば、荒れている学校があると、子どもたちを見る目は厳しくなります。しかし、そこで見方を変えていけると子どもたちは立ち直っていきます。子どもを取り囲む周囲の見方が低いと、子どもたちの自己肯定感は育ちません。学校側は、地域が気になっているところをあえて公開し、起きている事実・学校としての課題・それに対する取り組みを地域にも伝えるようにしています。

一今後の目標を教えてください

 地域が大きくあります。小学校の組織がしっかり機能していると、地域のコミュニティは明るくなります。起きていることをよく把握して、組織のつながりをもっと地域に開放していきたいと思っています。できることなら、地域の人が学校に気軽に出入りできるようなスペースを作って、地域の方との交流もしたいです。それから、若い人が増えてほしい。つつじ応援団も後継者のことで不安を感じています。

アピールポイント

温かい雰囲気で迎え入れてくれます。ぜひ気軽に学校にお立ち寄りください。

-コーディネーター紹介-

ID183 長野県筑北村

ちくほくむらちいきおこしきょうりょくたい

筑北村地域おこし協力隊

筑北村地域おこし協力隊