村の魅力を"伝"えたい!地域を支える伝道師!

長野県筑北村

サトウ フミオ

佐藤 文男

地域おこし団体「でんでん」所属。筑北村出身。工学・経営・福祉など幅広い知識を活かし、村の課題解決に向けて現役の議員として尽力している。

一どんな活動をしていますか?

年に1度、春先に村内にある桜の木を見ながら歩く"桜めぐり"や、年に4回ほど喫茶店などを借りて"レコードコンサート"を行うなど、地域の住民の方々を巻き込んだイベントの企画・運営を行なっています。桜めぐりでは村民でも知らないような隠れた名所などもあり、とても好評で、今では村外からの参加者も増えて50〜60人規模になりました。レコードコンサートを体育館などで大きな規模でやることもあり、その際には村民の方々に演奏をして頂くこともあります。また、村内で行われる"そば祭り"などに"お茶っこ"というカフェブースや、フリーマーケットの出店も行なっています。

一はじめたきっかけはなんですか?

筑北村に生まれ育ち、工業高校を卒業してからはトラクターなどの農業機械の製造会社に勤めていました。定年を迎える数年前には勤めていた会社の子会社の経営なども経験し、退職後は地元で落ち着こうと思っていました。それが定年後は、縁があって社会福祉協議会での災害マップ作成などに関わることになりました。マップ作成などで地域のことを知っていくなかで様々な課題に気がつき、改革したいと思う気持ちが強くなり議員になることを決意しました。そして、さらに地域とのかかわりが深まる中で、個々として点在していた文化的な"コミュニティ"や"村の魅力"を後世に伝えていきたいという思うようになり、同じ思いをもった仲間とグループを作りました。それが「でんでん」で平成26年8月のことです。団体名の「でんでん」とは"伝えていく"という意味の"伝伝"からきています。

一一番大切にしていることはなんですか?

団体の運営を行なっているメンバー自身が無理のない範囲で、楽しみながらやることだと思います。実は"でんでん"という名前にはもう一つ意味を込めていて、"でんでん虫"のことを示しています。でんでん虫の動きはとてもゆっくりですが、焦らず着実に前進していく様子こそが自分たちの目指すべき姿だと思っています。

一今後の目標を教えてください

今の活動を継続していくことはもちろんですが、新しい活動も取り入れていきたいと思います。以前"フットパス"という事業の一環で他地域の方々と交流したことがありました。そのときは村を歩いて回ったり、地域で採れた産品を振る舞ったのですが、とても喜ばれたのを覚えています。その様な地域間の関係を築くこともしていきたいです。あとは、自分たちの活動が村民の方々にもあまり知られていないので、情報発信を工夫して、たくさんの方に知ってもらい、一緒に活動できるメンバーを増やしていきたいです。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

ID183 長野県筑北村

ちくほくむらちいきおこしきょうりょくたい

筑北村地域おこし協力隊

筑北村地域おこし協力隊