困難な中でどう楽しさを見つけていくか

長野県筑北村

ワカバヤシ ケイコ

若林 敬子

坂井ちょっとやる会メンバー。地元、長野を離れ一旦は東京で生活するが地元に帰ってくる。そして現在は地元に元気が出るようなイベントを企画している。

一どんな活動をしていますか?

「坂井ちょっとやる会」の運営を手伝っています。地域おこしみたいな形で始まりで、メンバー1人1人がそれぞれできることを見つけ活動しています。主な活動は、月に一回くらいのペースで親子の料理教室を開いています。また、受験の時期の子どもたちのために、公民館を解放して、自主学習室みたいなものもおこないました。現在は代表の薬剤師という職を生かし、薬草を栽培して、それを今後の活動資金にできるような取り組みにも挑戦しています。

一はじめたきっかけはなんですか?

かつて、この地域はよく公民館を使っていました。青年部や婦人部などの組織がきちんと築かれていて、趣味やサークルなどの集まりが盛んでした。 しかし、合併によって公民館への距離が遠くなってしまう人がでてきたり、飛び地などの問題で足が遠のき、公民館に集まりづらくなってしまうようになりました。 そんな時、村で集まる機会がありました。みんなが集まった時、「あ、なんか久しぶりだな」っていう感情がみんなの中にあったのではないかと思います。公民館などに集まれる機会が合併以降、減ってしまっていたので久しぶりに集まれることが楽しくて、「また集まっていきたい!」という思いがすごく強かったです。 そこで、「自分がやりたいことを少しづつ広げながら何かやっていこうか」といって集まった仲間と始めたのがこの「坂井ちょっとやる会」です。

一一番大切にしていることはなんですか?

活動を続けていくことだと思います。合併による飛び地問題や隣の地域の行政が違かったりと複雑でなかなか上手くいかないのが現実ですが、そんな状況の中でも「どう楽しさを見つけて行くか」ということが大切だと思っています。また、村では、「子どもは宝」とずっと言われてきました。教育面でも地域の人の協力が強いです。私たちの活動の活動の中で子どもにも関わっていくことも大事だと思っています。

一今後の目標を教えてください

私たちの活動は、けして新しいことではなく、いろんな方がやってきたことです。しかし、それがなかなか形にならなかったり、活動を継続することが困難な時もありました。思うように上手く前進できない中でも代表が引っ張って下さったり、会員一人ひとりが活動継続を諦めない努力をしたこと。また、多くの方の協力のおかげで、この会が継続できていることが何よりのことだと思います。これからは今までのように継続することと、それに加え前進したいと思っています。また、長く続けて行く上でも、活動資金が必要になってくるので、自分たちのできることから経済的なものに繋げていきたいです。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

ID183 長野県筑北村

ちくほくむらちいきおこしきょうりょくたい

筑北村地域おこし協力隊

筑北村地域おこし協力隊