音楽で地域のつながりを強化する先生

長野県筑北村

ホッタ イサム

堀田 勇

筑北マンドリンギタークラブを創設。高校生の頃からマンドリンを演奏していて、13年前に筑北村へ移住。元社会科教師

一どんな活動をしていますか?

筑北マンドリンギタークラブは4年前に2名で創設し、現在は10名です。内2名は、地域おこし協力隊員と元隊員の方が活動をしています。 主な活動としては10月末に文化祭のステージ発表、月に1度位の頻度で福祉施設でマンドリンとギターの演奏をしています。 また、移住してきた地域おこし協力隊の一員である若者たちが地域活動に参加するきっかけづくりとしての役割も担っています。ある協力隊員が文化祭での演奏を見ていて沖縄の三線の弦が切れてしまったので、「三線とマンドリンは、同じ弦楽器なので張り替えることができますか。」と尋ねて来てくれました。そのことが縁で一人の協力隊がメンバーとして加わり、地域とのつながりをもつ切り口となりました。

一はじめたきっかけはなんですか?

高校生の頃からマンドリンを演奏していて、13年前に家内の故郷筑北村に移住しました。移住してからは、村の教育委員会でお世話になりながら農業や油絵を描いたりの生活でした。たまたま、村内で出会った人と話をしたところマンドリンの演奏経験者だったことから、2名でクラブを立ち上げることにしました。4年前の7月のことです。マンドリンの演奏には、マンドリンだけでなく主に伴奏をしてくれるギターも必要なため何人かに声をかけたところ翌週に1名が見つかり加入し、その2月後更に2名が加入し、その年の文化祭での演奏がクラブとしての最初の演奏となりました。

一一番大切にしていることはなんですか?

「みんなのもの」を作り出すために各々の強みや弱みを最大限に引き出すことを大切にしています。独奏は、一人の能力を1とした場合にどんなに頑張っても2になることは厳しいでしょう。でも、合奏の場合は、総合力の勝負になるので4人のメンバーがいたとすればその総合力は1+1+1+1=4だけでなく、演奏の質や気持ちの持ち方などにより総合力が5にも6にもなる可能性も秘めているということです。合奏は、勝手に演奏していては、調和のないものとなります。バラバラに分解された個々のパートが、合奏を通じて一つの音楽を作り出す感動にどっぷり浸って欲しいですね。

一今後の目標を教えてください

音楽を通じて「人の繋がり」を増やしていきたいですね。興味のある人は、練習を見に来て欲しいですね。経験がないからといって遠慮することはないです。楽譜に書いてある一部分だけの参加でもいいじゃないですか。特に協力隊や移住などでこれから知り合いの人を増やしていこうという人には、楽器演奏はお勧めです。「演奏」という共通の話題があるのですから。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

ID183 長野県筑北村

ちくほくむらちいきおこしきょうりょくたい

筑北村地域おこし協力隊

筑北村地域おこし協力隊