一どんな活動をしていますか?
父親の経営する会社で自動車整備士として働いています。筑北村は、農村ですから乗用車だけでなく軽トラや農機具の整備もおこなっています。また、自転車のようにエンジンの付いていない車体についても整備をしています。要は、エンジンか車輪がついているものは、全て整備の対象としています。また、自動車だけでなく農機具や除雪機などの販売もおこなっています。
一はじめたきっかけはなんですか?
子供の頃から父親が車を整備している姿を見ていましたので、自然と車に興味を持つようになりました。そこから車を少しずついじるようになり、当たり前のように整備士になりました。整備士となって一番感じることは終わりがないことです。エンジンには2サイクルや4サイクル、また、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの種類が有ります。そこに最近は、ハイブリットやEVなどの新しい技術は入ってきていますから日々勉強をしないと自分の技術が追いつかないことになってしまいます。逆に整備が難しかった車両が直った時は、整備士をしていてよかったと思います。
一一番大切にしていることはなんですか?
車が動くことが当たり前だと感じてもらえるよう見落としのないように整備をしています。お客様の不満が解消され満足につながるよう心掛けて仕事をしています。また、時間はかかっても納得してもらえる仕事をしたいと思っています。それに、整備費用を少しでも抑えることができるように中古の部品も保管して修理で使えるように工夫しています。全体としては、役にたたなくなった物でも個々の部品として再生できるものは、それを使用します。このことは、父がこの整備工場の経営を開始したときから心がけていることなので自分も大切にしています。整備は正確におこない、費用は少しでも安くすることが理念になっています。
一今後の目標を教えてください
この地域は、少子高齢化により人口減少が進み民間のバス会社は、はるか昔に撤退し公共交通網の村バスは必要最低限の本数しか走っていません。そうなると車は地域に絶対に必要なものです。また、農業を維持していくために機械による省力化は欠かせない条件です。ですからエンジンか車輪がついているものは、とにかく整備に挑戦し続けたいです。自分は、非農家なので農地を耕作することはありませんが、車や農機具の整備を通じて農村生活の維持や農地の維持に貢献したいと思っています。