今、自分たちでできることを、今する。

長野県筑北村

ホンダ マサミ

本田 聖己

北海道出身  ある時は、使用しなくなった育児用品を集め必要な人に渡す「くるくるリユース」活動を実施する5児の母  ある時は、和太鼓奏者(元プロ奏者)

一どんな活動をしていますか?

 不要になった育児用品全般を集め必要な人に引き渡す「くるくるリユース」活動をしています。活動は、不定期ですが年間3回~4回程度、季節ごとに活動をしています。会場は、村内のいくつかの会場をくるくる回しています。参加者数は、正確には把握していませんが、図書館で開催したときは村内外から100名位の方に参加していただきましたが、その他の会場では毎回50名前後ではないでしょうか。

一はじめたきっかけはなんですか?

 3年前に筑北村に移住したときに、今取り組んでいるのと同じ活動がおこなわれていました。活動に参加してみたところ、思っていたよりも品物が少なかったことに驚き、「どうしてだろう」と考えました。この時のやり方は、不用品を持ち込んだ人が品物を並べ、欲しい人がいない場合は持ち帰るというやり方でした。
 そこで、友達を誘い持ち帰りなしのやり方で開催してみたところ大勢の子育て中のお母さん方に参加していただくことができました。需要と供給のバランスも丁度良く大量に不用品が残ることもありませんでした。あれをして欲しい。これをして欲しいと要求することよりも「自分たちでできることをやってみる。」このことの重要性を実感した瞬間でした。残ってしまった品物は、最初自宅で保管していましたが今では、倉庫を貸してくださる方も現れて助かっています。

  • 子供の成長に合わせてリユースするため多くの品物が展示されます。

  • 本田さんのもう一つの活動、和太鼓だけでなく踊り、笛、三味線も演奏します。

一一番大切にしていることはなんですか?

 心掛けていることは、運営しているメンバーも楽しむことです。楽しみがなければ活動は続きません。ですから、どれだけ永く続けることができるかは、分かりませんが1回ごとの開催を大事にしています。この活動は、単なる不用品の交換の場だけではなく、子育て中のお母さん方が少しでもホッとする時間や育児の悩みを相談できる場の役割も担っていることです。こちらの役割は、道半ばという感じですが。

一今後の目標を教えてください

 核になる拠点を持つことです。拠点があれば品物を今よりも見ていただく回数を増やすことができます。また、今のメンバーは同世代の子育て中のお母さんです。可能ならば子育ての終わった方々に加わっていただけたら嬉しいです。子育て中のお母さんは、本当に些細なことでも悩んでいます。ですから、自分の経験を語っていただける方がいれば本当に心強いです。また、「大丈夫ですよ。」と一言いっていただくだけでホッとしますから。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

頼ることよりも自分で考えたらとにかく動くことが行動につながることが分かりました。拠点を提供していただける方はご連絡ください。

ID183 長野県筑北村

ちくほくむらちいきおこしきょうりょくたい

筑北村地域おこし協力隊

筑北村地域おこし協力隊