伝統工芸を新たな価値にリデザイン “山ストール”という新しいジャンルを確立

群馬県桐生市

カミクボ マサト

上久保 匡人

アウトドア専用の“山ストール”をメインとしたアパレルブランド代表。

一どんな活動をしていますか?

アウトドア専用の“山ストール”をメインとしたアパレルブランド代表。 かつて桐生市の基幹産業であった “桐生織”に使われる“風通織”の技術を使ったストールは、二重織りになっていることで、通気性に優れ、乾きが早い。 氏はその特長に着目、登山の前後は防寒用として、汗をかいた時には手ぬぐいのようにも使える“山ストール”という新しい価値を提案。 もっとも人気があるという曲線で構成されるストライプ柄は、地元の名峰“赤城山”の等高線がモチーフ、同ブランドのフラッグシップデザインともなっている。 その独自性の高いコンセプトが話題を呼び、アウトドア専門誌などでも数多く紹介され、伝統工芸を“リデザイン”して現代に届ける好事例として大いに注目されている。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

ID13 群馬県桐生市

ほしの あさみ

星野 麻実

子育て世代支援・街づくりを行うNPO法人代表。桐生市総合戦略推進委員会委員。市内中心部にオープンさせたコワーキングスペースを基点に、市民を先生役にした子ども向けの体験プログラムのコーディネート、クラウドソーシング事業者と提携した女性の在宅就労支援、地域情報をまとめたポータルサイトの運営、地元産品を集めたカタログギフトの企画などを幅広く行う。「子どもたちに誇れる地域の未来をつくりたい」という想いで、市民レベルの視点を持った取り組みが特色で、人と人・人と地域をつなぐプラットフォームとしての役割を確立しつつある。その認知は地域全体に広がり始め、困りごとや新しいアイデアの相談のために、コワーキングスペースを訪れる市民も増えているという。