「パンを通じて暮らしを豊かに」群馬発の“おいしい冷凍パン”が市場の概念を変えた

群馬県桐生市

タナカ サトル

田中 知

大正時代創業の製パン所の四代目

一どんな活動をしていますか?

大正時代創業の製パン所の四代目として生まれる。家業に就いて間もない頃に出会った地元フレンチシェフのプロ意識に刺激され、職人としてのパンづくりに傾注。天然酵母による低温長時間熟成製法を用いた味わい深いパンを次々と形にした。その後、アメリカ研修中に冷凍パンの可能性を目の当たりにして「冷凍だからこそ、余計な材料を使うことなく、ナチュラルなパンを届けることができる」と感じ、ビジネスモデルを転換。高品質で使い勝手が良い冷凍プティパンは、全国の高級ホテルやレストランからの多くの引き合いがある存在となった。「パンを通じて暮らしを豊かにしたい」という思いのもと、現在ではBtoCへのアプローチも積極的に行っている。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

ID13 群馬県桐生市

ほしの あさみ

星野 麻実

子育て世代支援・街づくりを行うNPO法人代表。桐生市総合戦略推進委員会委員。市内中心部にオープンさせたコワーキングスペースを基点に、市民を先生役にした子ども向けの体験プログラムのコーディネート、クラウドソーシング事業者と提携した女性の在宅就労支援、地域情報をまとめたポータルサイトの運営、地元産品を集めたカタログギフトの企画などを幅広く行う。「子どもたちに誇れる地域の未来をつくりたい」という想いで、市民レベルの視点を持った取り組みが特色で、人と人・人と地域をつなぐプラットフォームとしての役割を確立しつつある。その認知は地域全体に広がり始め、困りごとや新しいアイデアの相談のために、コワーキングスペースを訪れる市民も増えているという。