一どんな活動をしていますか?
自転車職人です。業界でいうとフレームビルダー。
一台一台、手作りの自転車を作る職人で、日本の職人数は多くはないですね。
自分は金属と木の自転車を作っています。
それと製作活動の傍ら、空き家だった自宅や納屋のリノベーションをしています。
イタリアにいっていた時の友人が、改装した蔵をゲストハウスがわりに泊まってくれることも多いですよ。
一はじめたきっかけはなんですか?
工房を開いたきっかけですと、
まずイタリアで10年過ごして、帰国して…。
大阪に住む選択もできましたが、やはり環境のいいところで製作活動をしたいかな、と。
嫁さんと出会って、結婚を機に住む場所を探していた時です。
案内してもらっている時、この地域の風景や空気感が、滞在していたイタリアの田舎町にすごく似ていたんですよ。
りんご畑にぶどう畑、丘の傾斜とか、山並みとか。
すぐに「俺の住むのはここだ!」と直感して、
その時見せてもらった空き家に住むことを決意しました。
納屋は翌日に取り壊し予定だったのを、慌てて大家さんに電話して、
中止してもらったのを覚えています。
この場所をすごく気に入っていて、イタリア時代の友人たちも喜んで遊びに来ますよ。
この時代、メールで仕事ができる人は、もう東京に住まなくていいんじゃないかな。
皆、田舎にきたらいいんや!!
一一番大切にしていることはなんですか?
注文してくれたお客さんに直に会うことを欠かしません。
僕の自転車は一つ一つ、お客さんに合わせたものを作ります。
その人がどんな寸法の体型で、どんな自転車を求めているのか。
それをイメージしながら、一台一台作りこんでいきます。
お客さんがどんなに遠くに住んでいても、
必ず会いにいって、打ち合わせをしますね。
アピールポイント
メールで仕事ができる人は、もう東京に住まなくていい!と語る安田さん。国内に限らず、イタリアや世界各国の会社や個人と取引している。
-コーディネーター紹介-
まさに関西人とイタリア人が合わさったような、陽気な職人さん。 世界を相手にお仕事されながら、ご自宅や工房をどんどんリノベーションされ、生き生きと地域に根付いて暮らしてらっしゃいます。庭を裸足で遊ぶ息子さんはこの地区のアイドル的存在!