福祉の力でイケてる社会へ!あたらしい村づくり

茨城県稲敷市

ネモトトシヒロ

根本敏宏

1979年11月20日生まれ。稲敷市(旧桜川村)出身。東京福祉大学卒。 社会福祉士・精神保健福祉士資格。 「福祉をもっとイケてる仕事に!」をモットーに、特定非営利活動法人SMSCの理事長として福祉サービスを運営しています。

一どんな活動をしていますか?

SMSCは、「すべての人にチャンスのある社会を創る」というビジョンのもと、特に社会的な障壁が大きい障害者、生活困窮者、自殺対策を中心に市内にて支援活動を展開しています。 ①障害福祉サービス事業 ②生活困窮者支援事業 ③自殺対策事業 ④市民交流事業

一はじめたきっかけはなんですか?

もともとは福祉に興味がありませんでしたが、母親が近くの福祉施設で看護師をしていたので、母親の勧めで社会福祉士の世界へ進みました。 その後、介護職で働いていた際に、身近な人がうつ状態になりました。 その人を助けられればと思い、精神保健福祉士の世界へ進むことにしました。 近隣の精神障害者支援の福祉施設にて働いた後、地元に精神障害者支援の事業所がないことを知り、NPO法人を設立しました。現在は稲敷市内にて、福祉サービス事業を複数展開しています。

  • 「おんらが村」おんらは茨城弁で私たち(we)。 利用者さんや職員、また手伝っていただける皆さんの想いを形作る村にしていきたいと思います。

  • みんなのアイドル「福助」。利用者さんの心を癒やしてくれています。ここでは猫も働いている!

一一番大切にしていることはなんですか?

・こだわり 当事者目線で考えること。理想は共に生活して、彼らの苦悩や喜びを一緒に感じて、一緒に未来を具現化していくこと。 ・やりがい 1人1人の成長を目にできるところ。本人、家族が感謝してくれる。 これまでの絶望的な生活を知っているからこそ、生活を変えてあげられた喜びは大きい。

一今後の目標を教えてください

イタリアのトリエステという地域にある地域精神保健サービスをモデルにして、使わなくなった廃校を利用し、障害のある方もない方も共に過ごせる村を作りたいと考えています。 運動場や図書館、カフェやゲストハウスなど、廃校を活用した地域住民との交流スペースと障害者支援事業、高齢者介護事業、保育事業等と連携して居場所作りを行い、地域の人々みんなが共に暮らしていく社会をつくることが目標です。

アピールポイント

うちの福祉施設とほかとの違いは、あけっぴろげということ。誰もが来やすい空間だと思います。それと、猫を飼っている。代表がいつも帽子かぶってる。

-コーディネーター紹介-

福祉の枠を超えて地域社会を見据えている根本さん。今後の「村」構想は、地方における新しいコミュニティの在り方かもしれません。地域の若者たちのボスとして、今後もお世話になります!

ID169 茨城県稲敷市

たかしませいや

高島聖也

高島聖也(しましま) 稲敷市地域おこし協力隊(第1期)。地方在住Webライター。マルチワーカー。 「暮らしの編集」をテーマに、ライティング、リノベーションまちづくり、コミュニティデザインなどの複業を通じてじぶんの人生を組み立てています。