九鬼町の縁の下の力持ち。九鬼が歩いてきた道と今をつなぐ人。

三重県尾鷲市九鬼町

ミヤザキマサヨシ

宮崎雅義

三重県尾鷲市九鬼町出身。町の有志で運営する食堂「網干場」の監事、九鬼町内会の会計などをつとめる。趣味は天体観測。九鬼町周辺の山にも詳しく道案内役を頼まれることもある。

一どんな活動をしていますか?

食堂「網干場」の監事、町内会の会計の仕事などをしています。週に4、5回は、神社やお寺の掃除をしています。月に1回くらいですが、九鬼周辺の山を歩いたり、滝をめぐったりしています。他の人に頼まれて、道案内役をつとめることもあります。コミュニティセンターでやっている郷土歴史教室にも通って、九鬼町の歴史についても勉強しています。

一はじめたきっかけはなんですか?

網干場の監事役や町内会の会計などは、人に頼まれたのがきっかけで始めました。小学生のときから、友達とよく九鬼の山を歩いていました。今でも月1回くらいですが、山を歩いています。3年ほど前に、区長の田崎祐一さんに滝があることを教えてもらってから、九鬼の山を歩いて、いくつかの滝の場所を探しあてました。

一一番大切にしていることはなんですか?

自己本位であるということです。自分のやりたいことしかしない、という気持ちでいたいですね。山の道案内を引き受けるのも、やっぱり歩くことがおもしろいからです。

一今後の目標を教えてください

山の道案内をしたり、案内板をつけたりしていくと思います。九鬼の山の中は、地元の人間でも歩く人が減ってきました。このままでは道がわからなくなってしまうので、今のうちにきっちり残しておかないといけないと思っています。九鬼町の歴史や見どころがわかるような地図も作りたいですね。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

ID160 三重県尾鷲市九鬼町

とよだちゅうや

豊田宙也

1986年東京生。大学・大学院での哲学的思索のはてに、2014年9月より三重県尾鷲市の漁師町、九鬼で地域おこし協力隊として活動をはじめる。「飲食店がなくなってしまったまちに新たな集いの場をつくる」ことを目的として、食堂「網干場(あばば)」を立ち上げ、地元住民と結成したチームで運営している。任期終了後の定住を心に決めて、2016年度よりは九鬼町内会会長も務めるとともに、食堂「網干場」を中心に培った経験とネットワークを活かした創業を準備中。