『花とみつばちの里』で美郷町を盛り上げる!

島根県美郷町

きし なるみ

岸 成美

島根県飯南町出身。2018年から美郷町君谷地区の地域おこし協力隊として活動。 大学で専攻していた栄養学を活かして、はちみつを使った加工品を開発中。 『花とみつばちの里』の活動の中心人物で、この活動を全国に広めたいと尽力している。

一どんな活動をされていますか?

美郷町君谷地区の地域おこし協力隊として、『花とみつばちの里』の活動をしています。

蜜蜂の飼育や使われなくなった田畑にひまわりやレンゲなどの花を植えています。使われなくなった田畑に花を植えることは蜜源のためだけではなく、景観を保つことにもつながるのです。そして、採れたはちみつを、京都、島根、鳥取などで販売しています。

あとは、イベントの開催や地域の方々の支援をしています。イベントでは、『花とみつばちの里』を多くの人に知ってもらうために、採蜜体験を開催し、他県からも参加していただいています。他には、そば打ち体験など君谷地区の方々の交流の場になるようなものを開催しています。

一今やっていることについての課題はなんですか?

『花とみつばちの里』を一緒にやろうと言ってくれる人を増やしたいです。

以前は、『花とみつばちの里』に興味を持った人がインターンシップに来ても、不定期に生活支援の依頼が入ってくることで、養蜂を中心に活動をしたいという理想と現実にギャップを感じて帰ってしまうことが課題でした。

生活支援の内容としては、草刈り、草抜き、畑の周りに獣害対策のための柵づくりなどで、君谷地区は高齢者や独居の人が多く、自分でやることが難しい人へ生活支援をしていました。しかし、これらは根本的な課題解決になっておらず、地域に残るものがないと感じていました。

これから地域おこし協力隊として活動する人が養蜂に集中できるような環境をつくり、人が来たいと思える魅力的な町にしたい!そんな想いを君谷の方々に話した結果、理解してもらうことができ、生活支援の負担を減らしてもらえることになりました。

『花とみつばちの里』に集中できる環境が整った今、美郷町全体、さらには島根県外みんなに知ってもらえるぐらい活動を広げてみんなで一緒に協力出来たらと思います。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

『花とみつばちの里』の活動に関しては、まだ美郷町全体に広まっていないので、まずは君谷地区の中で事業を広げることができ、地域の方の協力があればさらに私たちの活動を広められると思います。地元の特産になるぐらい広げられたら、さらに美郷町が魅力的な町になり、人が来てくれるようになるという好循環が生まれると思います。

『花とみつばちの里』に興味をもってインターンに来てくれた人は年に2人とまだまだ少ないです。蜂の数も現在の約5倍に増やしたいです。今は注文が来てもはちみつの量に限界があるため、ネット販売はせず販売先を限定していますが、採蜜量が増えればITを使って積極的に情報発信ができるようになると思います。

一今後の目標はなんですか?

美郷町を魅力的な町にし、移住してきてくれる人を増やしたいです。

『花とみつばちの里』の活動は魅力的な町づくりにつながると思いますし、どれだけこの町を魅力化できるかが重要だと思います。養蜂に集中できる環境ができたので、『花とみつばちの里』のはちみつを地元の特産にするぐらい動き、情報発信と人を呼べるようなイベントを開催したいです。

私自身は地域おこし協力隊の任期があと1年で終了します。今は、はちみつナッツやはちみつレモンといった「はちみつ」と何かを組み合わせた加工品の開発に挑戦しています。多くの人に『花とみつばちの里』の取り組みを知ってもらいたいです。

アピールポイント

君谷で採れたはちみつは季節ごとに味の違いがあります。春はレンゲ、さくらなどの春の花の味わい、夏はひまわりなどの夏の花の味わいです。
そして、はちみつの瓶ひとつひとつに描かれてある花の絵はすべて岸さんの手書きだそうです。
「地域に残るものを残したい」という岸さんの言葉からも美郷町に対する熱い思いを感じました。

-コーディネーター紹介-

ID

株式会社VSN 地方創生VIメンバー

株式会社VSNのメンバーが、「地方創生VI」という全国の自治体の課題解決を目指すプログラムで、現地で活躍するキーマンの方々を取材しました。