石材を求めて真壁へ移住した職人

真壁

たかはししょうたろう

高橋翔太郎

1987年生まれ 神奈川県横浜市出身 2014年3月京都伝統工芸大学校を卒業 2014年4月桜川市真壁町に移住

一どんな活動をしていますか?

桜川市真壁町桜井地区の大関石材店で石材加工の職人として仕事をしています。

大関石材では、国指定の伝統工芸品「真壁石燈籠」の製作や、種類豊富な自社生産の燈籠を展示しています。

会長が全国の燈籠を調査したことで、製作している燈籠の種類は豊富にあります。普段は主に燈籠を作っていて、墓石、石畳に使う板石なども幅広く製作しています。


一はじめたきっかけはなんですか?

もともとものづくりに興味があったので、京都伝統工芸大学校に進学しました。

この学校には陶芸専攻、木彫刻専攻、漆工芸専攻などの分野が多岐に分かれています。
1000年後にも製作した物が残る石彫刻専攻を選びました。

学校を卒業後は京都や愛知など石材の産地がいくつかある中で、比較的産業の規模の大きい真壁を就職先に選びました。





  • 大きな燈籠もこのように手作業で作っています。

    石を叩いて削ることは失敗ができないので慎重に作業をしています。

  • これが仕事に使っている道具の一部です。

一一番大切にしていることはなんですか?

石材自体が高価な素材なので、いつも丁寧な仕事を心掛けています。

一今後の目標を教えてください

一般的には10年で一人前と言いますが、早く一人前になって、どのような加工も一通りできる技術を身に付けることです。

石材業は斜陽産業だと言われているので、これまでにない取り組みをして変化をもたらしたいです。



いつもお客さまに喜んでもらえることを第一に考えて、丁寧に仕事をしています。

-コーディネーター紹介-

高い志を持って真壁に移住してきた高橋さんの話は、共感することばかりでした。

8月23日更新

D: 桜川市

はぎわら りく

萩原陸

2019年3月に武蔵野美術大学を卒業。
4月から桜川市の地域おこし協力隊として移住。