真壁へ来てくれる方に恩返しを

真壁

やなぎだ たかし

柳田 隆

真壁出身 呉服屋 江戸初の店主

一どんな活動をしていますか?

本業は呉服屋の「江戸初」の店主をしています。
今の期間は、昔に米の蔵として使われてきた空間で「蔵布都(くらふと)」という、布の展示を行っています。

一はじめたきっかけはなんですか?

理由は2つあります。
世間で着物離れが進んでいるため、少しでも和服などに興味を持ってもらいたかったからです。
2つ目は、真壁を訪れてくれる観光客の方に向けて、街並みを活かした取り組みをしたいと考えていたからです。

真壁のひな祭りがスタートする1年前の平成14年に、蔵布都の第1回目をはじめました。

  • 真壁のひなまつり期間中には、大正7年のひな人形が飾られています。

  • この写真は東日本大震災直後の蔵です。
    復旧して使えるようになるまで、8年間かかりました。

一一番大切にしていることはなんですか?

現在は布だけでなく、工芸作家や職人の作品を展示・販売しており、それを観るためにこれまでたくさんの方が訪れてくれました。
その中で人との繋がりが生まれてきたので、蔵布都を続けてきて良かったと思っています。

一今後の目標を教えてください

これまで通りに観光しに来てくれたお客さんに気持ちよく帰ってもらえるおもてなしを続けていきたいです。

蔵の空間と布や工芸作品は、とても相性が良く雰囲気だけでも楽しめます。

-コーディネーター紹介-

真壁の方が大切にしている「おもてなし」や「恩返し」の心を感じることのできるギャラリーでした。

D: 桜川市

はぎわら りく

萩原陸

2019年3月に武蔵野美術大学を卒業。
4月から桜川市の地域おこし協力隊として移住。