地産地消にこだわった醤油づくり

真壁

すずき まさのり

鈴木 正徳

1964年生まれ 真壁出身 東京農業大学 卒業 鈴木醸造株式会社4代目

一どんな活動をしていますか?

鈴木醸造株式会社では、原材料にこだわった醤油と味噌を製造しています。

私の個人的な活動としては、真壁の街並み保存、筑波山地域ジオパークの活動にも携わっています。
ここ数年はツバメの観察をすることが趣味です。

一はじめたきっかけはなんですか?

大正8年に鈴木醸造株式会社が創業しました。
真壁は元々筑波連山の伏流水や、大豆や米などの農作物に恵まれた土地であるため、醸造が盛んな地域でした。
私は大学を卒業後に別の醸造の会社に就職し、それから4代目としてこの家業を継ぎました。

ちなみに、趣味であるツバメの観察をはじめるようになったのは、自宅の軒先に巣を作ったことがきっかけでした。

  • こちらがうまみの強い丸大豆醤油の”真壁”です。

  • 大きな長屋門が鈴木醸造の目印です。

一一番大切にしていることはなんですか?

鈴木醸造では杉の桶を使用しているため、桶のメンテナンスを怠ることができません。
杉の桶を使う事で菌の育ちやすい環境を作る事ができ、通常のタンクで作るよりも味がまろやかになります。現在では杉桶を作る職人がいなくなってしまった為、貴重な物になってしまいました。
手をかけて醤油・味噌づくりに取り組むことがやりがいになっています。


一今後の目標を教えてください

地元の材料を使い、これまで代々培ってきた技術を生かした仕事をし続けたいです。
大学の頃から醸造の勉強をしてきたので、これまでの大豆×小麦とは原料を変えた、新しい醤油づくりにも取り組もうと考えています。

主屋と長屋門は登録有形文化財に認定されています。

-コーディネーター紹介-

醸造がジオパークや街並みと繋がっている、というお話がとても興味深かったです。

D: 桜川市

はぎわら りく

萩原陸

2019年3月に武蔵野美術大学を卒業。
4月から桜川市の地域おこし協力隊として移住。