矢祭の活発で信頼できる電気屋さん

福島県矢祭町

ましこ てつや

増子 哲也

福島県矢祭町出身。増子電気の3代目として就任。2019年から矢祭町小学校でPTA会長を務める。

一どんな活動をしていますか?

矢祭町で電気屋を営んでいます。お店は約70年の歴史があり、私でちょうど3代目になりますね。私には小学生の息子がいるんですが、去年は小学校のPTA会長を務めたりしていて地元にも積極的に関わっています。

名前を覚えてもらうために、「てつや新聞」という新聞を毎月発行したり、ブログをはじめてみたり、いろいろと挑戦しています。これを継続してできているのは全国のアトム電気の仲間がいるからですね。

地方の電気屋さんには営業さえ回ってこないのが現状で、そうなると情報がはいってこないし、大手のメーカーの看板を掲げていても情報がはいってこないから電気屋をたたもうかなって思っている人たちが地方には大勢いるんです。

その人たちで地方にもっと貢献できないかって頑張っているのがアトム電気の仲間なんですね。どうやったらもっと増子電気を知ってもらえるか、日々仲間と勉強していまして、コロナ前は東京にも毎月出向いて勉強会にも参加していました。

一今やっていることについての課題はなんですか?

新聞、ブログ、チラシを配ったりといろいろやっているんですが、矢祭町の新しいお客さんや、若いお客さんと接点を持つことがなかなかできないな、と感じています。ブログには全国の家電でお悩みの方から、ご連絡いただくんですが、なにかデジタルをうまく活用してそういった接点が増やせないかと模索しています。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

お客さんに合った家電を提案できるし、矢祭の総合プランナーのように電気以外のお困りごとでも、相談に乗ってあげられるような信頼のできる電気屋さんになれると思います。夜に楽しみにしていた映画があるのに見れなくなってしまった、って時に、普通のメーカなら夜中の対応とかって難しいけど、私だったら、大きな声では言えないですがLINE一本で簡単に相談してくれたら、遠隔でも対応してあげたりできると思います。もちろん、それくらいでお金を取ったりしません、町の方々との信頼ができて、いつでも頼れる電気屋さんだって思ってもらえれば嬉しいです。

一今後の目標を教えてください

コロナの影響で学校が休校になった時、wifiのご相談を何件かいただいたんです。今は勉強するにもインターネットを利用する時代なので、学校の先生で対応できない部分は、町の電気屋さんが出てってサポートしてあげる事が大切だと思います。矢祭町の住民の方々の家の電気コンシェルジュと思ってもらえるくらいに、信頼してもらえるような電気屋さんを目指していきたいと思ってますし、これからは家電だけでなく、デジタルのコンシェルジュも担えるように頑張っていきたいと思ってます。

編集後記

とてもアクティブで勉強家の増子さん。町の電気屋さんとして働きながらも、もっと増子電気を知ってもらうにはどうしたら良いか日々勉強されており、てつや新聞やブログ、チラシ等の情報発信も活発にされています。また、PTA会長を務めたり、全国の電気屋さん仲間と情報交換したり。インタビューをさせていただいている最中も、増子さんの、「こういう事してみたい!」がたくさん出てきたので、メンバー全員その行動力に驚かされました。
増子さんは、「ちょっとした困り事でも相談されるような、信頼できる、お任せしてもらえるような電気屋さんになりたい」と、おっしゃっていて、電話してくれたり、LINEくれればすぐ相談に乗りますとの事でした。一般的なメーカーだと、サポートセンターに繋がり、複雑な番号を押してやっとつながったと思ったら電話が込み合ってます、といった事も多いですが、近くに信頼できる増子さんのような電気屋さんがいたら、間違いなく増子さんに連絡する、と私自身が感じました。
今後もより一層、矢祭のアクティブな電気屋さんとして、頑張っていただきたいと思います。

-コーディネーター紹介-

ID 福島県矢祭町

おおくら けいすけ

大倉 佳祐

2017年 東北インフォメーションシステムズ 入社。
2019年 株式会社VSN 入社。
本活動(地方創生VI)の主管部署である未来創造グループに在籍。
エンジニア採用に関する新しい仕組みを創出する活動に従事。