人と人を繋げたい、そんな想いで淹れる一杯をどうぞ。

三重県桑名市

かたぎり はるな

片桐 晴菜

カフェ&小物店 MAGO7 店主
お店は2018年3月にオープン。お店の名前は曽祖父の名前の「孫七」からいただいた。 こだわりのある紅茶の種類が豊富であり、落ち着きのあるお店である。 桑名市のハンドメイド作家、フランス産の小物を販売しており、幅広い年齢層に愛されている。

一どんな活動をされていますか?

大学卒業時に海外をフラフラとしていました。そろそろ就職活動しないといけないと考えましたが、
会社に勤めるよりも自分でお店をやりたい!と考え、喫茶店がやりたいなぁって思いました。
寺町商店街でお店を出したきっかけは、海外色々見ましたがどこもブランドが並ぶお店ばかりでやるなら個人店が並ぶところでやりたかったです。物件を色々見て回りましたが、一番良かったのが寺町商店街でした。組合が良かったし、他のお店の常連さんが来てくれるんです。
お店は2018年3月にオープンしました!
「MAGO7」と言うお店の名前の由来は曽祖父の名前の「孫七」からいただきました。
MAGO7では、ハンドメイドの作家さんの小物や私自身がフランスから買い付けした商品も
販売してます。桑名市在住の知り合いの知り合いを通じたりしてハンドメイドの小物を販売していたりしています。寺町商店街は新しいことに挑戦したい方が多いと感じています。私もお店もやっていると、「MAGO7」に来店されているお客様が「独立したい」と考えている旨のお話を聞いたことがあるため、桑名市の人間関係が密な部分を使って「MAGO7」と連携出来る方がいらっしゃると嬉しいですね。

一今やっていることについての課題はなんですか?

お客様の客層は30代~70代と幅広く、スマホを持っている、持っていない方がいらっしゃいます。
若い方はスマホを持ってますが、ご高齢の方は持っていないので世代のギャップを感じています。
PayPayで25%オフキャンペーンを行っても、ご高齢の方は使い方が分からないので恩恵を受けられないです。
店舗の小物もネット販売やインスタでも投稿していますが、私自身SNSが得意ではないので、
投稿がなかなかできてません。

商店街の会議の内容を全体に伝えるシステムや、店舗を経営している本人だけでなく、
跡継ぎを予定してる方や、お手伝いに来ているご家族の方も会議に参加しやすいシステムを
デジタル化で出来れば、商店街はもっと元気になると思います。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

お客様にインスタ等の使い方を聴かれるので、MAGO7でスマホやSNSの使い方を教えられる人がいたら嬉しいですね。
MAGO7を活用してスマホを学べる場を作ったり、お店を盛り上げていきたいなって思います。
入院やケガをしてお店に来れなくなったお客様がネット注文してくれて私がテイクアウトを届けられたらお客様は喜んでくれるでしょうし、小物たちもネット販売できたら嬉しいです。
飲み物を飲みに来るよりも私とおしゃべりに来てくれるお客様が多いんですが、
一人のお客様とずっとおしゃべりする訳にはいかないので、それをITで解決できる方法があると
嬉しいです。
例えばお客様とお客様を繋げる方法だったり、常連さんでお店に来れなくなったお客様がロボットを通してMAGO7でおしゃべりできたら面白いです。

一今後の目標はなんですか?

今来てくれている常連のお客様を大切にして、新しいお客様も大切にしていきたいです。
MAGO7では色々なイベント会場(ワークショップ等)として提供し続けていきたいです。
今は己書というワークショップを行っています。
また、二階の和室のスペースが空いているので、何かに活用できたら嬉しいです。
Wi-Fiの電波は飛んでないので、飛んでたら使われやすいかもしれません。
レンタルルームとしてたまに使ってもらっていますけど、お風呂があったら民泊が出来ました。
お子さん連れのお客様も多く、騒いでしまって気を使うママさんに気兼ねなく使って欲しいし、
社会と繋がらないおじいちゃん、おばあちゃんや人と人をつなげる場として提供し続けて行きたいと思います。

編集後記

MAGO7の入り口を入った途端、小物たちが「こんにちは!よく来てくれたね」って
出迎えてくれました。お店の奥にはニコニコ笑う店主の片桐さんがいらっしゃいました。
常連のお客様は、小物たちの出迎えと笑顔が素敵な片桐さんに会いに来る。
おしゃべりがとても好きで時間も忘れちゃうくらい居心地が良い。
ハンドメイドの作家さんたちがMAGO7だからお世話になりたいと想う片桐さんの人の良さに
感動しました。
人と人を繋げたい、そんな想いを淹れた一杯を今日もお客様は楽しみに訪れます。
片桐さんの想いをひとりでも多くの方に伝えていけるよう、これからも力になりたいです。

-コーディネーター紹介-

ID 三重県桑名市

たむら こういち

田村 貢一

愛知県半田市在住。3人の父であり、孫1人の祖父でもある。
自動車が大好きという気持ちで自動車業界に飛び込み、メカエンジニアとして開発設計に携わる。
現在は農業関連の開発、設計に携わっている。
祖母から「まずは人様」と幼い頃から子守唄のように聴かされて大人になり、
社会貢献するため地方創生VIに参画している。