一どんな活動をしていますか?
神奈川県出身で5年前に緑の協力隊員として5年前に隣の麻績村にやって来ました。その後、地域おこし協力隊を経て今年度から障害者自立支援センター「ちくほっくる」の職業指導員として働いています。「ちくほっくる」には、様々な利用者さんがいますが自分は、受託グループの指導員として利用者さんと共にまき割り作業をおこなったり、長野の方言で手伝いをする人々を「おてこ衆」といいますが、この5月から利用者さんと「おてこ衆」として草刈作業、庭の手入れなどをしています。
一はじめたきっかけはなんですか?
協力隊だったときに今の事務所の所長に声を掛けられ山仕事に興味があったのでこの仕事に就きました。ただ、福祉の仕事は一度もしたことがなかったので、林業と福祉がどう結び付くのかがよくわからないまま手さぐりで仕事をはじめました。最初は、どうなるかと心配していたのですが、まき割り作業や「おてこ衆」の仕事が地域の人々の役に立つことが実感でき今は充実しています。また、地域の人々から色々な依頼をいただくことで利用者さんも多くの仕事を体験することができ、やりがいが生まれそれが自信につながることが分かりました。
一一番大切にしていることはなんですか?
利用者さんとの間に壁を作らないことを意識しています。指導員と利用者という関係ではなくあくまでも対等な人間関係を心掛けることで、仕事以外の話もできるようになったり、悩みを相談してくれる利用者さんもいるようになりました。また、利用者さんに自信を付けてもらうことも大事なので色々な体験ができるきっかけ作りも大切にしています。
一今後の目標を教えてください
まき割り作業については、山に入ってからの伐採、引き降ろし作業、玉切り、まき作り作業、販売までの全ての行程を手掛けたいです。行程が増えるほど利用者さんに体験してもらう機会も増えるし、自分にあった作業を見つけることで自信につなげてもらうこともできます。「おてこ衆」作業は、今のところ筑北村と麻績村だけなので地域を広げていきたいです。将来的には、「おてこ衆」作業で独立することも視野に活動をしていきたいです。独立できれば、作業をお世話になったこの事業所に依頼することもできますから。
アピールポイント
-コーディネーター紹介-
社会福祉協議会を利用する方々は、さまざまな方がいます。個々の特性合う仕事を見つけるために様々な体験をしてもらうよう努める加藤さん。何が合うのかは、体験し経験を積まない限りみえてこないもののだと実感しました。