一どんな活動をしていますか?
林檎農家をしながら油絵を描いています。
一はじめたきっかけはなんですか?
小さい頃から農業はやるつもりでした。東京へ出て行った時も、いずれは村に帰り農業をやろうと思っていました。生まれ育った村が農村だったことが理由だとおもいます。 何かを作ることが好きでした。大学の時に岡本太郎の本を読み、表現することに興味を持ち始め、油絵を始めました。自分の手で直接描く表現をしたくてアナログな手法を選びました。油絵の具の力強さが自分に合っていると思い油絵を選びました。
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アトリエの一角。 いろんな筆に色々な色。 作家の感性や、頭の中がアウトプットされる場所は一度は見てみたいと思うもの。 2016年まで開催されていた「アトリエ解放展」の主催、運営をしていたのも遊さんや彼の仲間達だ。
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2016年福音館書店より発行されたちいさなかがくのとも11月号。絵本「はっぱのいえさがし」では作画を担当。 シルクスクリーンでグラフィックをプリントした手提げ袋は、持っていると必ず「何それ?」と好反応。
一一番大切にしていることはなんですか?
農村での農業ということで、慣行農法を基本にやっていきたいと思っています。林檎が好きなので出来る限り林檎を基本とした生産形態でいきたいと思っています。 田舎暮らしの中からの目線で見えるものを絵にしています。田舎の外から見る田舎への先入観への反抗です。
一今後の目標を教えてください
現在のスタイルがやっと固まってきてスタートしたところなので、このスタイルで生活していくことが目標です。
アピールポイント
![](https://machibouken.jp/cms/wp-content/uploads/2018/05/14881740770-2.jpg)
遊さんの育てた林檎のジュース(右)と人参林檎ジュース(左) ラベルが素敵。 人参が苦手な方でもきっと大丈夫。人参の風味と林檎の甘さが絶妙なのです。
-コーディネーター紹介-
今の時代「顔の見える〇〇」というのが当たり前になっているけれど、遊さんの作品を見ていると「顔」や「人柄」もだけれどそれ以上に「どんな感性を持った人が作ったものなのか」を知ることができます。 それは遊さんの作った林檎や林檎ジュースにとってまたとない価値なんだと思います。 そうゆう価値のあるものを食べて、身体に取り込みエネルギーにしたいと思いますし、人にも伝えたい。 作品づくりと農業という、生業であり表現方法である2つのライフワークを発信し続ける。その根底には一貫した、ある「田舎もの感」があるということ。 とても興味深く、そして学びをくれる遊さんは、ただの「変わった人」ではなかったのです、やはり。
たかはし しおり
髙橋 詩織
![](https://machibouken.jp/cms/wp-content/uploads/2018/05/14851650560.jpg)
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