一どんな活動をしていますか?
九鬼に戻ってきたのは、62歳のときです。そのあとは、町内会の副会長をしたり、同友会(町の青年団)の会長をしたり…町内会の有志として、草刈りや寺掃除、お宮さんの掃除にも参加しています。九鬼に戻ってきたら、家にこもってのんびりするつもりだったのですが、毎日忙しいですね。
一はじめたきっかけはなんですか?
九鬼町に帰っていた同級生に声をかけられたことです。頼まれると、嫌とは言えない性格で。網干場も、川上徹さんという方に「常秋も手伝え」と言われて、毎週皿洗いに参加するようになりました。
一一番大切にしていることはなんですか?
別れて暮らしている家族。あとは、16歳から九鬼を出て、62歳のときに帰ってきたので、こちらに戻ってからは「1年生」という気持ちをもつようにしました。例えば、祭りに参加して、自分より若い人に少し生意気なことを言われても、新米やからという気持ちでぐっとこらえました。
一今後の目標を教えてください
いかに死ぬかということ。自分が亡くなったときに、九鬼に、仲野という人がいたということを思い出してもらえるかどうかやなと。あと何年生きるか、何十年生きるかわからんけど、どうせやったら、町のためにいろいろなことをやってくれた人だったと思い出してもらいたい。