栗山・川俣を支えてきた元自治会長

栃木県日光市栗山

タイラ エイイチ

平 英一

栗山の元行政マン。栗山の歴史は何でも知っている、まさに栗山の生き字引的な存在。あたたかいその人柄から、地域内外から慕われ、栗山の福祉や地域活動に率先して活動や協力をしている。 猟友会に所属し、冬はマタギとして活躍をしている。

一どんな活動をしていますか?

 平成21~29年3月まで川俣地域の自治会長を務めていました。その間、平成26年~28年には、社会福祉協議会と一緒になって高齢化集落の元気を取り戻したいという思いのもと、高校生ボランティアと祭りを盛り上げてきました。  また、平成28年から現在まで、地元の畑を耕し、蕎麦づくりを行っています。さらに、マタギとしても活動。  自治会長の仕事を終え、現在は後世に歴史(郷土史など)が残るよう語り継ぐ活動を行っています。今は西沢金山について調べています。

一はじめたきっかけはなんですか?

自治会長の役職は前会長からの指名制であり、指名されたからには断ることができません。また、片手間では務まらない、地域を支えるとても大切な仕事だと語ってくださり、周りからの信頼があるからこそ勤められたと感じました。また、「今宮様のおこもり」(無形民族文化型(三番叟「さんばそう」など))や、1月の元服式や8月の獅子舞などの地域の祭り、郷土料理など、川俣地域特有の文化を後世に残したいという思いもあったため、自治会長という仕事を務めていました。  マタギとして活動したきっかけは、両親がもともと行っていた猟に数回ついて行ったり、友人に誘たことがきっかけで、猟をするようになってからは、仲間と共に猟をする楽しさにはまっていったと語ってくれました。

一一番大切にしていることはなんですか?

高齢化の歯止めは難しいので、活動を通して高齢者の方たちで地域の活性化を続けていくことが大切であり、こだわりであると語ってくれました。具体的には、平さんが自治会長だった時には、自治会のボランティアで清掃や草刈りなどの新しい行事をつくったと説明してくださり、平さんの川俣に対する熱意を感じました。

一今後の目標を教えてください

 地域の人が元気でいられるように、情熱のある人がどんどんこれるようなところにしていきたい。現在では週に一回グラウンドゴルフ愛好会の活動をしており、多くの人が参加し楽しんでいるとも話してくれました。このような祭りなどを含めた活動を通して、後継者(子や子孫)がいつでも好きなときにこれる地域を目指していきたいと語ってくれました。  川俣は、川俣菜が特産だが、栗山全体で生産していき、食べ方も工夫しつつ日光ブランドのひとつにしていきたいと語ってくれました。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

今回お話しをさせていただいた平さんは、栗山・川俣の文化や歴史など多くのことを知っており、おもしろく私たちに語っていただきました。また、多くの地域の活動に関わっており、改めて平さんが栗山・川俣に対して積極的に行動をおこなっていることがわかりました。

ID176 埼玉県

りっしょうだいがく

立正大学 地球環境科学部

2017年度 栗山ブランド製作チーム