面白い、と思うことなら何でも 笑顔で楽しい活動を続けたい

高知県日高村

よしかわ りゅうじ

吉川 隆司

日高村の隣町・いの町にあるテント屋で修業したのち、現在の会社Y’sクラフトを創立。おもにテントや看板の製作を請け負うなかで、サウナテントの試作を行うなど、行政やまち・村と共に地域活動を行っている。

一どんな活動をしていますか?

テント・看板・設計施工のサービス業をしています。主な商品はテント生地になっています。
テント、と言っても普段みなさんがキャンプなどで使用するものではなくて、お店の外の装飾となるテントやビニールのシート・看板を扱っています。デザインから、設計と施工までやります。それは赤だったり青だったり、多種多様。テント生地は種類豊富にあるので、幅広く展開しています。あと、最近多くなってきたのは内装工事です。徐々に建物の内装工事も請け負うようになっていて、さらに幅広い施工ができていると思います。

一はじめたきっかけはなんですか?

20年近く、いの町にあるテント屋で働いていました。だんだんと役職を任され、会社全体の流れを見る立場になった時に、知り合いの経営者の集まりに参加する機会がありました。その会は何回かあって呼んでもらって、それがきっかけになっていると思っています。はじめは、「どうしたら会社をより良くできるのか?」ということを第一に考えていて。そうして経営について勉強をしていくなかで、今いるところでやりたいと思ったことについては、自分が経営側で実行するのが良いのではないか、と思うようになりました。
県内外のいろいろな経営者の方のお話を聞いていくなかで「自分で始めてみようか、やってみよう!」と思うようになったんですね。

一一番大切にしていることはなんですか?

やっぱり、笑顔でいることですかね。一緒にやっている相手の方に、楽しくなってほしいっていう思いがあるから。笑顔でいることっていうのは、ポジティブでいることにも繋がるけれども、そういうのって本当に気持ちの持ちようだなと思っています。例えば、テント屋の仕事だと重い物を運んだり、体力的にきついことがあったけど、それを「筋トレしながら給料が貰える!」なんていう捉え方もできる。自分のポジティブな気持ちの持っていき方次第で、辛いことでもプラスに変えることって、できるから。仕事の場面では、慣れてきたとしても、おろそかにしないという事。ひとつひとつセオリーを積んで、確認をしっかりとします。
でも、これも普段の心の持ちようが関わってくることで、仕事のオフの時、つまりプライベートの環境を良くすることで、仕事の時にも反映してくるものなんじゃないかなと思っています。
仕事でもプライベートでも、辛いことはたくさんあったけれど、自分的にかっこいい言葉で言わせてもらうと、「置かれた状況を楽しむしかない!」これに尽きます。

一今後の目標を教えてください

日高村で働き続けていって、もっと日高の人々と縁やつながりをつくっていきたいですね。
会社としても、もちろんさらに大きくして次のステップに進んでいきたいと思っています。今年の10月からサウナテントをこちらのほうで試作をしてみようという活動も始まってきます。日高村でサウナテントができたら「面白そう」と思ったから、ここで始めていこうと思っています。あと、そうしたなかで日高村の地域活動に取り組んでいきたいですね。
今までも、高知県防災向上委員会としての活動だったり、空き家を役場のほうへ紹介し、そこで移住希望者とのマッチングをしていくといったこともしてきました。日高村のみなさんにも、テント以外で知ってもらえる活動をしていきたいですね。あとは、若い人たちや移住してきた人たちと集まってお話がしたいです。それぞれが知っている面白いものを共有して、楽しい活動をさらに広げていきたいです。

アピールポイント

立教大学 文学部フランス文学科 4年 村下友香(むらしたともか)
「楽しそうだから、やってみよう!」何か始めるときには必ずこう思うんだ、という吉川さんの言葉が心に残っている。
はじめは少し感じていた緊張感も、吉川さん持ち前の明るさで、笑顔で溢れるようになっていった。楽しそうだ、という好奇心や向上心から仕事以外にも積極的に活動を続ける吉川さんに、自然と人と笑顔が集まってくるのだと感じる。
大学4年になり、私自身忘れかけていた好奇心をもう一度教えてくれたこの日高村にまた来て、一緒にお酒を交わしながら楽しい話を共有できたら素敵だ。

-コーディネーター紹介-

ID

がくせい

学生

学生が記事を書きました。