地元に誇りを!訪れた人にはリアルな体験を!

高知県いの町

たけむら けんご

竹村 健吾

いの町で生まれ育つ。20代のうちは、高知市でアパレル店員をしていた。7年前からいの町の観光協会に勤め、イベントの企画運営、情報発信などを行う。https://www.inofan.jp/(いの町観光協会)

一どんな活動をしていますか?

いの町の観光協会に勤務していて、いの町の情報発信や新しい素材の掘り起こしだとか、いの町のいいところ、まあ悪いところも含め、外に出すことを仕事にしています。イベントの企画だとか、運営だとか、大きいことから小さいことまでやっています。
大変なこともいっぱいあるんですけど、これまでの自分の経験や地元の人間関係、行政をミックスして、今までとは違った提案や企画ができることが楽しいです。

一はじめたきっかけはなんですか?

すごい好きだったんですよね、アパレルが。20代はすごく楽しかった。自分のやりたいことをマックスでやってました。けど、家庭を持って、年を取って自分はこのままでいいのかなーって考えたんです。今までの経験を経て、今自分に何ができるのか、何が好きなのかと思ったときに、地元が好きだなって。地元の役に立つ仕事はなんだと考えたら、やっぱ観光かなって。はっきり将来のことは見えてないんですけど、そんなノリで。高知のいいところは一杯あるのに、世間では高知の悪いイメージばかり浸透していて、そのギャップを埋めたかったのもあります。で、まずは地元からかなと。そんな時にたまたまいの町の観光協会の話を聞いて、勢いで就職しました。(笑)
最近、自分は好きなものを人にすすめることが好きだったんだなって思います。

一一番大切にしていることはなんですか?

いの町の人達は、結構ネガティブなんですよね。「ほんとになにもないで。」と、地元の人が地元の魅力に気づいていないというか。山と空と川しかない、けどそれで十分!ってことに気づいてほしい。その本当の良さに。だから、地元の人が地元を誇れるようにしたいです。そして、インスタ映えとかを意識するのではなく、訪れた人がいの町の良さを理解し、心に刻んで帰れるような観光を提供したいです。あつらえることをやめたい。町のありのままの良さを伝えるイベントをやりたいです。大衆向けにやるのではなく、いの町の良さと自然などを生かした体験が出来る企画を目指しています。

一今後の目標を教えてください

よりコアなファンを町に作ることです。「ああ、この町いいな。」って、いの町、高知県全体を好きになってくれる人を増やすための役目を果たしたい。「ただ、シンプルに仁淀川を見たい。」とか、そういうだけ。そういうものの方が、結局心には残るし、また来たいと思う場所になるんじゃないかなと。だから、あつらえない、ルールとかも作らず、来た人が自分のペースで楽しめる観光にしたいです。居心地の良い空気を作りたい。それに付随して、地元の人がもっと地元を誇れるように、イベントを通して伝えていきたいです。
でも、何が自分にできるのかについて最近よく考えています。もう40代が見えかけている今、次に向かって。それが何なのかは全然わかんないですけど。何が出来るんですかね?まあ、子供が順調に育てばいいなって思っています。(笑)

アピールポイント

早稲田大学文化構想学部1年 矢吹愛美(やぶきあいみ)
当たり前に近くにありすぎて気付かない、地元の価値について竹村さんは教えてくれた。
「つまらなそうにしている人が自分の周りにいるだけでストレスなんですよね。なんかやらないと気が済まない。」と語る竹村さんは、とてもユニークな人物に思える。前職でも現職でも、そこにある竹村さんのスタンスは変わらない。真剣にふざけ、周りの人を楽しませることに、常に全力だ。この姿勢が周りの人を巻き込み、動かしているのだろう。この彼が、地元の人に誇りを、訪れた人にはリアルな体験を、というのだ。いの町の未来は明るい。

-コーディネーター紹介-

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がくせい

学生

学生が記事を書きました。