コーディネーターでありイノベーター!?いの町の巨人が道を切り拓く。

高知県いの町

おの よしのり

小野 義矩

元サイクルショップ店長。現在いの町地域おこし協力隊員。前職を活かして全国的なサイクルイベント「GREAT EARTH」を誘致した他、商店街の空き家を改修し、交流拠点GOOD FIVE(サイクリング・クラフトコーラ・スパイスカレー等)を準備中。 Instagram : @good.five.base

一どんな活動をされていますか?

いの町中心市街を活性化させるべく活動しています。具体的にはコミュニティの場づくりをしています。

いの町に移住する前は、スポーツバイクショップの店長をやっていました。こちらに来てから、その経験を活かしてサイクリングイベントを実施したところ、そこで交流がうまれ、コミュニティができたんです。そこからアイデアを得て、今回はスポーツを軸としながら、食を絡めたコミュニティスペースを作りたいと思っています。

また、できる限り自立して活動ができるように、自分たちで運営資金を集める工夫をしています。イベントでも空き家リノベーションでも、まずはコストをかけずにできる範囲でスピーディに自分でなんでもスタートしてみることが大事だと思います。自ら実践していく中で地域との方向性を合わせたり、色々な方を巻き込んでいくイメージです。

一今やっていることについての課題はなんですか?

まず商店街に人通りが少ないことです。そこを盛り上げるために移住者を増やそうとしたいのですが、移住者の方が開店するための店舗候補場所が、意外と少ないです。

また、町を盛り上げるために、同じように関わりたいと思っている人を増やしたいのですが、誰が関わってくれるか、誰が何をできるかわかりにくいです。人と人との繋がりを構築しづらいですね。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

もっと人々の交流が進めば、イベントを含めたくさんのことができると思います。そうすると、誰でもチャレンジができる街として活性化されていくと思います。

交流を促進するためには、人財情報をデータベース化し、活用していくのもありだと思います。誰にアプローチすればいいかわかれば、後はそういった方々へアプローチするだけですからね。これで交流が更に加速されていくと思います。

一今後の目標はなんですか?

私はいの町が好きなんですよ。地元に暮らしている方々の人間性や、食べ物や町の雰囲気が好きです。

そんないの町のために何ができるか、今やっている交流地点の構築をやりつつ、最終的には教育にも力を入れたいなと思っています。

例えばご年配の方の経験を活かして先生をやってもらったりして、交流をしつつ教育もやれるといいですね。

アピールポイント

まず初めに感じたのは、小野さんは物凄い熱意・想いを持ち、それをしっかりと行動にうつせている、非常にパワフルな方だなという事です。一人で空家を改装するだけでも骨が折れるのに、それ以外にも子供達が遊ぶ為の鉄骨倉庫も借りて対応しようと考えられてたり、人と人を繋げ、交流を促進しようと考えられてたりと、とにかくパワフルで、本当にいの町が好きなんだなと感じる程の熱意・想いでした。コーディネーターとしても抜群の力をお持ちで、周りをどんどん巻き込んでいかれています。これらはいずれ大きなうねりとなり、いの町を発展させるに違いないと感じました。今後のいの町が非常に楽しみであり、これから一緒に仕事が出来るかもと考えると更に楽しみになりました。

-コーディネーター紹介-

ID

株式会社VSN 地方創生VIメンバー

株式会社VSNのメンバーが、「地方創生VI」という全国の自治体の課題解決を目指すプログラムで、現地で活躍するキーマンの方々を取材しました。