美郷町から、花とみつばちの里を広めよう!

島根県美郷町

はなおか りゅうじ

花岡 隆治

連合自治会の会長(6年間) 美郷町出身、邑智高校卒 消防士を早期退職されて、現在に至る。

一どんな活動をされていますか?

連合自治会の会長をしております。連合自治会の役員は20名ほどです。他にも7つの自治会があって、それぞれに自治会長がいます。その自治会長たちが集まるのが連合自治会です。

活動は、君谷地域の行事やイベントの取り決めや草刈りなどです。活動を進めるうえで昔と大きく違うのは、会社の仕事がある人が行事を理由に仕事を休むということが、今はできないことです。それが全く通用しないので、活動に協力できる人が減っていく一方ですね。

活動を始めたころと今で変化したことは、連合自治会で「花とみつばちの里」を広めたいと思ったことです。そのために、花を植えたりしています。みつ採取する時は、地域の人達と協力してやっています。

新しいことをいろいろやるのもいいですが、花とみつばちの里を広げることを優先的に行っていきたいです。地域全体に広がるようになったらいいなと思います。

一今やっていることについての課題はなんですか?

人手が少なく、やりたいことができないことですね。美郷町では商店が少なくなりました。それについて、町の人達で集めて話合いをしているのですが、買い物のときは乗り合わせで隣町まで行くか、コープの訪問販売を利用しています。

やはり、課題は人ですね。花を植えないとみつばちも育ちません。みつばちは3kmほど移動するらしいので、たくさん花を植える必要があります。連合自治会ではなく、それぞれの自治会地域の方が始めているのですが、皆が手を上げてくれている状況ではないのが現実です。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

理想としては、地域を超えて、若者に手伝って欲しいと思います。今はその日暮らしになっているので、未来について考えが出てこない。考える余裕がない状況です。

今考えられることと言えば、空き家を使用してIT塾などの開設などですかね。あと、獣害対策についての課題や解決方法の共有。これまでのデータ化して管理できたらいいなと思います。

一今後の目標はなんですか?

花とみつばちの里を町全体に広め、若者を呼ぶことです。面白さんらがハンドクリームやはちみつレモン、スムージーなどをつくっているので、拡大できたらいいなと思います。

また、地域おこし協力隊に参加してくれる方を増やしていきたいです。その方達が永住してくれたらなお良いなと思います。

美郷町に若者が来てもらうために何ができるかを考え、行動していきたいです。

アピールポイント

連合自治会会長の思いにもあったように、はなとみつばちの里が町全体を埋め尽くしてほしい。道路が少しでもきれいになって、他の地域から美郷町に来てくれるようになれば、この町は活性化できると感じました。
私達が、町全体で、一つのことを取り組む手助けをしていきたいです。
また、地域おこし協力隊への参加について、前向きな意見と後向きな意見がありました。まずは、ここから変えていくことでより多くの若者が美郷町に来てくれるのではないかと感じました。

-コーディネーター紹介-

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株式会社VSN 地方創生VIメンバー

株式会社VSNのメンバーが、「地方創生VI」という全国の自治体の課題解決を目指すプログラムで、現地で活躍するキーマンの方々を取材しました。