デジタルを教育に取り入れていく若手先生

福島県矢祭町

うさみ ひとみ

宇佐見ひとみ

福島県 伊達市出身。 2019年 矢祭町小学校でに着任し6年生の担任に就任。

一どんな活動をしていますか?

6年生の担任をしていて、大体の教科の担当をしています。教員経験は8年ほどですが、矢祭小学校では1年目です。出身は伊達市の方です。もともとは幼稚園の先生を目指していたんですが、大学在学中に小学校の方が向いているかなと感じて小学校の先生を目指し始めました。

赴任して感じたのは矢祭小学校は学校設備にかけているお金が違うなという印象です。以前の小学校ではネット環境が整っていない場所なんかもあったんですが、矢祭では、その部分はすんなり解決して使えているので、実際にICT活用しやすい環境が整っており、今後もICTの導入をしやすいと思っています。

一今やっていることについての課題はなんですか?

タブレットを実際に子ども達に触らせるときに、ハードルが高いなと感じています。まずパソコン室にタブレットを取りに行ったり、インターネットに接続したり、どこどこ開いて、といった事をやっていると授業で活用するまでに結構時間がかかったりなどして、大変です。

本来であれば、そういったタブレットなどを使っていった方が子ども達も視覚的に理解できたリ、自分で操作して学んだりなどできると思うんですが、準備までが大変だと中々活用まで行けないのが現状です。そういった時に、気軽に頼れるICT担当の方がいれば、非常にやりやすいのですが、今は先生方で対応している状況ですね。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

算数の図形の部分は紙面よりもデジタル教科書の方が、立体を動かしたりできるのでわかりやすいんですよね。実際に子どもたちがタブレットを持って、自由に動かしたりできると一番いいんですが、今は先生が前で動かしているのを見ているだけですので、本当は子どもたちにも触ってほしいですね。あとは、社会の授業で調べ物をする際にも、本の情報ではなく、最新の情報を得るために、自分で積極的に調べる事ができたら、より深い学びになるのかなと思います。

一今後の目標を教えてください

今の子どもたちって将来の夢を聞いてもパッと出てこない子が多いんですよね。それは、なりたいと思うような、色んな大人に出会ってないのも理由かなと思います。色々な職業の方の話を聞いたり、会ったりすることができれば、もっと判断材料が増えて、夢を持てるんじゃないかなと思います。

小学校では、子どもたちがどんな夢をもったとしても、夢を叶えるために役に立つ教育をしてあげたいなと考えています。

編集後記

矢祭小学校に赴任して約1年の宇佐見先生。
お話の中でデジタルをもっと活用して、もっと子ども達が分かりやすいような授業にしてあげたいと仰っていました。先生の中では、デジタルを活用出来たら、こうしたい!ああしたい!が沢山あり、矢祭の先生方はデジタルの導入にポジティブなのが伺えました。
「子どもたちが働いていく世の中は、自分で検索して調べるって事が当たり前だと思うので、社会の授業でも、自分で最新の情報を検索して学んでほしい」などの、子どもたちが大人になってからの事も考え、小学校の教育を考えている姿が、非常に印象的でした。

-コーディネーター紹介-

ID 福島県矢祭町

おおくら けいすけ

大倉 佳祐

2017年 東北インフォメーションシステムズ 入社。
2019年 株式会社VSN 入社。
本活動(地方創生VI)の主管部署である未来創造グループに在籍。
エンジニア採用に関する新しい仕組みを創出する活動に従事。