一どんな活動をされていますか?
基本的にはゲストハウスの運営をしています。
その他にも鰹節屋さんの営業を兼ねており、大阪や東京に営業活動に出向いています。今後は海外にも進出させて、将来的には海外と直接取引ができるようになればいいなと思っています。
一今やっていることについての課題はなんですか?
ホームページを作りたいのですが、できる人がいないので困っているんですよ。農家の人からも人不足だという話もよく聞いており、お祭りのときは外から人を呼んで運営することもあります。
空き家もたくさんあるのでもっと人を呼び込んで活性化させたいですね。ゲストハウスが近くに一軒しかないので、もっとたくさんゲストハウスができればいいんだけど……。
自分1人で運営しているので、人が集中したときに手が回らなくなるのは困っていますね。自分の分身がもう2、3人いればいいなとよく思います(笑)
とは言え、プレッシャーや不安はいっぱいありましたが、宇佐の方たちのご協力もあり何とかここまでたどり着くことができました。
一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?
東京や大阪に営業に行くときはゲストハウスを閉めざるを得ないので、手伝ってくれる人が増えるとすごく嬉しいです。人不足の解消とインターネットを活用した宣伝を実施していきたいです。
シェアオフィスのような、どこにいても仕事ができるような環境があれば理想的ですね。高知にいながら東京や大阪、海外でも営業活動できるような環境があればいいですね。
一今後の目標はなんですか?
人と人とのつながりはたくさんあります(良いところも悪いところも含めて……)。それは素晴らしいことなので、行政の橋渡しをしっかりできる人材は確保していきたいですね。
成功例が増えていくことで、自分たちの力で解決できるサイクルができあがり、活性化につながっていくと思います。あとはやっぱり、自分を手伝ってくれる人は欲しいですね。
編集後記
増井さんはとても面白く、魅力的な方でした。それは、多くの経験をされているという事もありましたが、何より、今をとても楽しんでいらっしゃいました。土佐市の港町である宇佐に移り住み、周囲の人からの協力あり、ゲストハウスを始められた事をとても思い出深く話をしてもらいました。その中では、初めての事も多く、本当に苦労されたと共に、協力してもらった方々に恩返しをしたいと言う想いを感じました。
まさに人と人の結びつきによりイノベーションが起こり、増井さんはその中心に居るのだと感じました。それはまさに、この地方創生において地域の方と地域外から来られた方とがお互いに手を取り合い起きたイノベーションであり、理想の形のように見受けられました。信頼関係を作るのは簡単では無いですが、少しずつでも輪が広がればいいですし、私たちもテクノロジーでそういった活動を後押し出来ればと、可能性を感じられるインタビューが出来ました。