一どんな活動をしていますか?
大学4年間を愛媛で過ごし、香川での社会人経験を経て土佐に帰郷しました。県外に出ていたからこそ感じる土佐市の魅力を伝えるため、ドラゴン広場にて直売所運営、ネット販売運営、イベント企画運営を行っています。
直売所のラインナップは土佐市にあるものを揃え、作り手となる生産者にスポットをあてた独自路線を目指しています。また、県外向けへの商品開発も行っており、付加価値をつけて提供しております。
昨今の情勢においてイベント開催も条件は限られていますが、今夏、町内会向けに開催した夏祭りは大盛況で、親子連れで楽しめる小規模なイベントも今後増やしていきたいですね。
一今やっていることについての課題はなんですか?
直売所で言えば、生産者の高齢化が進み、跡継ぎがいない人たちが増えていくことで、商品そのものの供給が減り、商売が難しくなるため、どう売り上げを立てていくか考える必要があります。
また、利用者のターゲットを高齢者のみならず、20代、30代の若い世代にも促進できるようなラインナップにしていかねばなりません。
土佐市には魅力的なアーティストが沢山いるのですが、土佐市外のイベント活動に呼ばれることが多いです。土佐市内の認知度が低いため、アーティスト達の活動広報や、繋がれるイベントも少ないように感じます。
一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?
自分自身がそうであったように、生産者、アーティストを含めた土佐市民の持つ人の魅力が幅広く伝わっていくことで、地元へ帰ることに興味を持つ若い世代が増えると思います。
物販は直販売が主軸となっており発信手段としてFacebookを利用していますが、ECサイトなどをうまく活用していければ認知度も上がりますし、県外との取引も気軽にできるようになります。なにより土佐市内に利益が生まれる仕組みが実現できるかもしれません。市民性として対面のコミュニケーションは得意な方は多いですが、ITとなると手が出にくくなるので、触れる機会が生まれれば苦手意識も緩和されてくると思います。
一今後の目標を教えてください
去年の直販所売上を引き上げるために、陳列やレイアウトの変更、民芸品など商品開発を行っています。目玉商品ではなく、生産者をセールスポイントに据えて、商品が作られる工程や農法などを声として聴き、お客様へ商品の魅力が伝えられるような活動をしていきたいです。
ドラゴン広場を中核にし、歌手、華道、絵画といったアーティスト達が活動できる場にもしていきたいです。従来の利用用途だけではなく、若者が集まる場、アーティスト活動の場、人と人が繋がる場として企画運営できるように考えています。
編集後記
土佐市に帰郷されてから知った、土佐市に住まわれている方々の魅力を語って頂きました。
小松さんは、ドラゴン広場の情報発信をFacebookでも行われており、記事の1つ1つに地元愛や熱意を感じます。人と人を繋ぐ重要な役割を誇りに思っており、商品を売るのではなく、生産者と消費者を繋ぎ、安心安全でおいしいものを届けたい、という言葉が印象的でした。
土佐市の人が持つ良さが広く伝わるように、尽力させて頂きます。