一どんな活動をしていますか?
日高村の『村の駅ひだか』で駅長をしています。元々は、それぞれの農家がそれぞれ家の前に売り場を作って野菜などを売っていたんですけど、それでは危ないという事で一括して売れる場を作ろうと話が出て、この場が出来ています。
当初、オープンまで持って行くのも大変でした。箱だけをもらって、4か月でオープンしないといけなかったので。今は道の駅の機能を持たせながら、取扱商品が他と競合しないようにと工夫し、飽きさせない仕組や、地元の人も使ってくれるようにと考えながら営業しています。日高村はトマトがある事が武器になっていて、今は右肩上がりの成長をしています。
一今やっていることについての課題はなんですか?
多くの人に来てもらいたいですが、駐車場が狭いので、バスが入ってこれるようにと村に改装をお願いしてやってもらっています。近くに道の駅もオープン予定ですので、まずは、バスが入ってこれるようにと思っています。バスが入ってこれないと、観光客を持っていかれてしまいます。それと今は、この村の駅しかなくてここが目的地になっているので、周辺に色んなお店が出来るといいですよね。
あとは、生産者の高齢化が進んでいる事です。このままだと野菜の仕入が大変になるなと思っています。
一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?
より多くの人が利用してくれると思います。やはり、今はここが目的地になっていますので、中々ネットを使って調べたからといって県外から来るというのは難しいですよね。ここは仁淀川の入り口なので、仁淀川の情報はたくさんあります。そういう意味では仁淀川に行く途中に寄ってもらいたいですけどね。
今ITを使って何かをしているというわけではないですけど、若いお客さんは増えてます。最初は年配のお客さんが多かったですが、お客さんの層は若くなりそうです。
一今後の目標を教えてください
多くの人に利用してもらいたいですね。今年はコロナでやれていませんが、定期的にイベントをやっています。ラジオにも取り上げてもらったりして、その時は人だかりができます。
そして、最低でも今の売り上げは維持したいですね。農家さんはここに品を出せば売れるから、やりがいをもって野菜作りをしています。ここも色んなアイディアを持った人がいて新しいことへのチャレンジはやり続けています。日高村の人はフットワークが良いんですよ。今の売り上げをキープ出来れば村にも収益を残せますので、多くの人に来ていただきたいですね。
編集後記
朝日さんのお話を聞いて、部下のチャレンジを支えてくれる素晴らしい上司、という印象をうけました。チャレンジを嫌う開発の現場にいる私としては、「よほどのことが無い限り企画を止める事はしない。」と語っていた朝日さんの言葉はとても新鮮でした。
人の縁を通じて村の駅の駅長さんをされていますが、この村の駅の更なる発展のために朝日さんの人間力は欠かせない要素だと感じさせられました。朝日さん、お忙しい所インタビューのご対応ありがとうございました。