街をデザインし、街を盛り上げるNEWリーダー

栃木県小山市

よこやま けん

横山 賢

小山市出身。2021年6月から小山市の地域おこし協力隊として活動をしており、横山さんのミッションは「西口の賑わいづくり」。そのために持ち前の人柄や行動力から、人の輪をどんどん増やしていき、魅力ある街づくりを進めている。 プライベートでは、ニュースポーツでもあるクロスミントンやBBQのコミュニティも作り、幅広く活動中。

一どんな活動をされていますか?

小山市の地域おこし協力隊として活動しています。
今一番力を入れていることとして、小山駅西口の賑わいや活気を与えることに力を注いでいます。
その理由として、まず私が小山市の地域おこし協力隊になり、最初に感じたことは、小山駅東口に比べて西口の街が荒んだ印象、かつ賑わいがない現状だったことです。
私はそこで最初に、西口に対する「マインド面」から変えることを始めていきました。そのために西口のゴミ拾いや草むしり、街の落書きや街灯の汚れを落とし、徹底的に西口をきれいにすることに取り組んでいきました。
こういった西口をきれいにしていく活動を通して、自分の考えに共感できる仲間をSNS等から増やし、コミュニティを作り、私一人ではなく、地域の方と協力し合いながら、全体で街づくりを進めていきました。

一今やっていることについての課題はなんですか?

街を活気づけるために、街をきれいにする活動をしてきましたが、それでもまだ活気は戻ってこないことが課題ですね。 
だからこそ私の今後やりたいこととしては、足利市や、栃木市に比べ歩きたくなるような歴史ある建物が少ない小山市を、アートを活用して新しい付加価値をつけて歩きたくなるワクワクする場所にしていきたいです。このアートを通して、街が活気づくことはもちろん、街の観光資源にもつながっていくと考えています。
ただアートとは言え、コンセプトがないとぐちゃぐちゃしてしまうので、「思川桜」をコンセプトに、街をアートにすることを取り組んでいきたいと思っています。イメージとしてはピンクです。
ピンク色は小山市の思川の桜を連想させる色でもあり、小山市にゆかりのある色だと思っています。また近年どんどん若い女性が街を出てしまっていて、その若い女性にも興味を持ってほしいというのも理由の一つです。小山市と言えばピンク、ピンクと言えば小山市となっていったらいいですね。
また東口と比較しても、東口は大学もあり、学生が多く、街としても開発もしてきているが、西口には今人が集まらない雰囲気にもなっているので、地域の中でも映えるポイントを作っていき、地元の方々がもっと好きになる街にしていき、西口に足を運ぶ人や活気を取り戻していきたいと考えています。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

可能性として小山市に興味を持ってもらう方が増えていくと考えています。
正直、栃木県の中でも小山市といえばコレ!ということができるものが小山市にはないんです。宇都宮といえば餃子、佐野だとラーメン、真岡は汽車、足利は大学等があります。このようなコンテンツがないと興味をもつきっかけすらもない現状です。未だに「小山市」の読み方を、「こやまし」と読む方もいらっしゃるのが現状でもあるため、他の地域に住まれている方からも「小山といったらコレ!」と興味を持ってもらえるものをつくっていきたいですね。

一今後の目標はなんですか?

まずは冒頭でも話したように私としては、小山駅西口の賑わいを取り戻すことです。そのためにアートを取り入れて人が集まり、活気ある場所にすることが目標です。

ただそれだけに固執しているわけでもなく、今の時代SNSで発信していくことで、少しずつゴミ拾いをしてくれる方や個人でやっている団体(BBQ、スポーツ)を通して、どんどんそのコミュニティも広がり、いろいろな角度から地域で事業をする人と今繋ってきています。有機野菜を栽培し、精進料理メインでやっているレストランの方や、竹林で民泊をしている方などなど。
どういう形で事業するかまだ見えていない分、いろいろな可能性や取り組みを持った人と出会い、こういうことやれたら面白いよね、いいよねと未来を話していることが今は楽しいですね。

編集後記

横山さんの取材をさせていただき、最初から最後までなんでも気さくにお応えいただき、いろいろなお話しや、お考えを聞くときには、横山さんについていきたいと思えてしまう魅力のある方でした。
一番驚いたことは、横山さんが地域おこし協力隊になる前は、普通にサラリーマンをしており、想像もできないくらいコミュニケーションが苦手だったとのこと。ただ横山さん自身今のままではだめだと思い、仕事の中で貪欲にコミュニケーションや対話を訓練し、力をつけたのちに、地元に貢献したいという思いから、現在小山市で地域おこし協力隊として活躍をしているという熱さも横山さんの魅力です。取材を通してだけでなく、もっといろいろな面で話を伺ってみたくなる素敵な方でした。

-コーディネーター紹介-

ID 栃木県小山市

しながわ まさや

品川 正也

大学卒業後、ブライダル企業に入社。栃木県の式場でウエディングプランナーとして勤務をする。
その後同式場で支配人を経験し、その後神奈川県、宮城県の式場で支配人を経験。
2019年にリゾート挙式後の国内パーティーをする1.5次会のプロデュース事業に努め、首都圏中心にレストラン、ホテル会場を約100会場契約対応。
ブライダル業界のIT遅れに課題感を持ちつつ、個人的な無知さにも課題を感じ、2021年Modis株式会社(旧株式会社VSN)に入社。現在営業職として、SIer企業様中心に人材提案、ソリューション提案に取り組んでいる。