ブランドトマトを全国に出荷

高知県日高村

もりした せいじ

森下 誠仁

JAは4~5年で異動となるのが通常だが、11年この選果場に務める大ベテラン。トマトが大好き。

一どんな活動をされていますか?

平成13年に作られたこの選果場で、トマトの糖度や形を計測し選別や箱詰めなどを行っています。
農業クラスター事業といって、近隣の事業者さんと連携し、今は3町村の企業や農家からトマトを集約して、日高村のブランドトマト「シュガートマト」として各地域に販売しています。

最近は新規就農者さんが増えてきて大変助かっています。ちょっともう土地が足りないくらい。農業がしたい人って真っ先にトマトを選んでくれるんです。

一今やっていることについての課題はなんですか?

人不足ですね。さっき話したように、トマトを作ってくれる農家さんが増えているのでこの選果場のキャパシティはいっぱいいっぱいなんです。

選別は機械を使っていますが、トマトは潰れてしまったりするので機械に乗せる部分や箱詰めについては人の手で行う必要があります。今は20名ほどで運営していますが繁忙期の5月と12月は全然人が足りない状況です。あと10~15人ぐらい人手が欲しいですね。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

より多くの新規就農者さんを受け入れる事ができるようになりますし、生産が増えればもっとたくさんの人に日高村の美味しいシュガートマトを食べてもらえますよね。

一今後の目標はなんですか?

生産者さん達の手取り額を増やしてあげたいですね。運営方法や人の手配も含めて検討していきたいです。

編集後記

見学させていただいた選果場内の機械は最新のものでしたが、数年前の豪雨による浸水で機械がすべて壊れてしまったので新たに購入されたとのこと。大きなトラブルがあってもJA・企業・農家さんが力を合わせ、当時より多くのトマトを日本全国に出荷してくださっていることに、日高村のパワーを感じました。

-コーディネーター紹介-

ID 高知県日高村・福井県あわら市

あさだ さえ

浅田 紗英

2016年に新卒でVSNに入社し、5年目になりますがまだまだ学ぶ事が多く吸収の日々です。
学生時代からお祭りが大好きで、北海道から沖縄までバイト代を全て交通費に充てて、お祭り行脚をしていました。人とのつながりや新たな取り組みというキーワードが大好物です