一どんな活動をしていますか?
以前は旅行会社に勤め、地域密着の仕事にも携わっていました。仕事を通じて様々なことを感じ、地元あわら市で実家の旅館経営を行いつつ、地元に貢献したいと感じて現在の仕事を行っています。
SNSやYoutubeを利用して情報発信も行っています。同じ業界の取り組みだけではなく、別の業界のことを取り入れていくと色んなことが出来ることに気づき、実践しています。直近では、オンラインショップを立ち上げ、温泉の源泉お持ち帰り販売を行っており、評判も良くテレビでも紹介して頂けました。
一今やっていることについての課題はなんですか?
サービス品質を向上させるために、評価制度を導入しようと検討中であり、課題ともなっています。労働に関する法律が変わったこともあり、現在ではさらに生産性を向上しつつ、品質を上げなければならなくなりました。
その矢先にコロナの問題が合わさってしまい、より一層生産性向上と品質向上が求められました。フロント業務はフロント担当者、料理場は料理場担当者しか行わなかった体制から、業務が集中する時間に人も集中的に集め、専門的に業務を行うのではなくて、色んな仕事をマルチに実施することで生産性の向上を図ることが出来ましたが、サービス品質向上においてはまだ改善点があると思います。
一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?
評価制度も勿論ですが、笑顔の標準値を作成し、カメラに向かって笑顔をすることで、現在の表情が笑顔としてできているのか測定するスマイルスキャンのシステムを導入し、サービス品質の向上を促進できるのではないかと考えています。
ITでは様々な統計を可視化できると思っています。例えば、食材の仕入れ状況を可視化することで状況をより正確に把握することが出来ます。また、お客様にはITを利用したどんなサービスを提供できるかを、エンジニア目線でエンジニアの方々から意見を聞いていきたいと思っています。
一今後の目標を教えてください
ITを取り入れて色々なことを取り組んで実施していき、観光業全体を盛り上げていきたいと思っています。まずは、SNSやYoutubeを利用して、成功事例を作ってモデルケースとしていきたいです。
編集後記
山口さんは新しいことを取り入れたり実践することにとても積極的で、行動力が溢れている方だと感じました。そして、色々創意工夫をして全力で旅館経営に取り組んでおり、筆者も同年代ではありますが、行動力の違いには同年代だからこそ尊敬を覚えました。