誰もやった事がないことやるのがモットーの発想の宝庫!

長野県天龍村

よしだ ゆうじ

吉田 勇次

同じ南信州の大鹿村の出身。山形県でペンションの運営をされていて、同時期に議員や野菜作りなど多方面にて活動していた。天龍村にきて遊休施設となっていたおきよめの郷の設備にほれ込んで再生させ、運営を始める。

一どんな活動をしていますか?

おきよめの郷というコテージの運営をやっています。私の人生の転機としてはヨーロッパに旅行に行った際にペンションと言うものを知った事です。日本に帰ってきてからペンション協会に在籍し、全国にペンションを広げるための活動を始めました。私も山形でペンションをはじめ40年間経営してきました。

40年の中でペンション以外にも議員や野菜作りなどもやっていました。チャンスと思ったことはまずやり始めるのが私のモットーです。天龍村には知人の紹介で仕事に来たことがきっかけで今のおきよめの郷が使われていないのを知り、これだけのいい設備が使われていないのはもったいないとの思いからここを始めました。

一今やっていることについての課題はなんですか?

今おきよめの郷は1人でやっていますが、パートナーの存在は重要だと感じています。いろいろなお客様を迎えますので、宿泊、食事を伴う宿には男性と女性のスタッフがいる事でその場に安心感が出ると思います。心を開いてくれやすくなると思うんですよね。

女性がいる事でもっといろんな事に挑戦も出来るようになると考えています。お菓子やケーキなんかもやってみたいと思っていますし、カフェをはじめるのも楽しそうだなといつも想像しながらワクワクしています。
天龍村にはたくさんの自然がありますが、この自然豊かな場所を活用しきれていないのではないかとも思っています。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

経営をしていく中で黒字を出していく為に必要なのは真心だと思っています。一度来てくれた人がもう一度来たい、話を聞きたいと思ってくれるかが重要で、これができるとまた来てくれるようになります。人生においてお金の事だけを考えていてもダメだと私は思っていて、物事を進めるなかで、どのぐらい捨て石をおけるかが重要だと考えています。

また現在はインターネットの時代です。これを活用しない手はないと思います。インターネットをうまく活用することで可能性が広がっていきますし、情報発信の範囲が広がっていきます。

一今後の目標を教えてください

おきよめの郷にもっといろんな人達に来てもらえるようにしていきたいですね。障がいがある方も楽しめるような施設にしたいです。最近ではパラリンピックも開催されているので障がいをもっておられる方でも活躍されている方がたくさんいます。障がいをもっているから諦める事は減らしていきたいので、みんなに優しいまちづくりをしていきたいと思っています。

天龍村としてもまだまだいい所がたくさんあると思っています。お茶畑ももちろんいいのですが、天龍村には森林や紅葉、滝などの自然の豊かさがあると思っています。また、星空がきれいなスポットもあります。これらのスポットを巡るツアーなんかをやるのも観光として喜ばれると思っています。

編集後記

お話を聞かせて頂いていて発想がいろんな所に飛んでいってすごいパワフルな方でした。人との出会いを大切にされているのが言葉より伝わってきましたし、おもてなしの精神を強く感じましたし、チャンスを逃がさない嗅覚に驚かされました。いろいろな知識も豊富で楽しい時間を過ごさせて頂きました。お話を聞かせて頂いてまた来たいな~と思いました。

-コーディネーター紹介-

ID 栃木県矢板市・長野県天龍村

なかざと こうすけ

中里 幸介

大学卒業後の2004年にVSNに入社。エレクトロニクスエンジニアとして車関係の開発業務を担当。2018年4月よりテクノロジー活用を促進する部署へ移動して市場調査から社会活用の検討、社内向けの研修を担当しお客様への導入推進も活動中。