矢板の人と人の想いを繋いでいきたい!

栃木県矢板市

おおつか みちひと

大塚 理仁

自動車の新車・中古車販売を手掛ける一方で、矢板市の観光案内所などが運営されている「矢板にぎわい館」の2号館にてカフェ&スポーツバー「アローボード」を経営。同名の矢板市のクラフトビール「ARROW BOARD」や、ホエーを与えて飼育された栃木県初のホエー豚「ヤシオポーク」も味わうことができ、矢板を堪能できる店舗になっている。

一どんな活動をしていますか?

本業は栃木県矢板市で自動車販売・整備を行っています。新車が売れない時代になってきたので売上自体は落ちたものの、新型コロナの影響としては特別定額給付金が出た時期には購入してくれる人もいました。

ほかには、2020年の7月に開業した「矢板にぎわい館」でカフェ&スポーツバーを経営しています。きっかけは矢板を盛り上げるために、東京オリンピック開催時期に合わせて、みんなで盛り上がれる場所を作りたかったからです。新型コロナの影響で東京オリンピックが延期になってしまい、予定通りにはいきませんでしたが……(笑)。

これら以外にも、矢板市初のインターネットテレビ「やいたっぷるTV」を立ち上げ、人と人とを繋げるための情報を発信しています。昔はゲストを呼んで楽しくワイワイやっていましたが、今は新型コロナの影響もあり、私を含めて運営2名で短いライブ配信を行うくらいですね。

一今やっていることについての課題はなんですか?

大きなことをやろうとすると、とにかく人手が足りない。私自身も本業があるので、一人では何もできません。本気で何かをやろうとするなら絶対に仲間がいる。私以外にも矢板市を盛り上げよう考えている人が沢山いると思いますが、みんな個人個人でやりたいことがあって、ベクトルが合ってないので中々一緒になって大きなことができていません。

いつかは矢板市の泉地区、矢板地区、片岡地区の全部で協力して何かできればいいなと思います。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

矢板市みんなで盛り上がれる大きなイベント等をやりたいですね。ただ何かやろうとした時、ITに疎いので、やってくれる人がいるとすごく助かります。例えば、お店のHPを作ったり、LINEアカウントを作ったりしたいと思っても、それをすぐにできる人が周りにいないので、ついつい後回しになっています。

あとは、こっちの意図を理解してくれるAIが欲しいなと思います。教えたことができるだけでは使えないですね。仕事ができる人は、一から十まで言わなくても、何となく意図を汲み取って形にしてくれる。そういうことを実現してくれるなら、ITでもAIでも使ってみたいと思いますね。

一今後の目標を教えてください

まずは、経営しているカフェ&スポーツバーを軌道に乗せて、少しでも従業員に還元してあげたいですね。そして、新型コロナを乗り越えて来年の東京オリンピックにみんなで盛り上がりたい!!

地域を盛り上げようと思うと繋がりが必要です。今年から「地域おこし協力隊」に就任した渡辺くんを連れまわして地域の方に顔合わせをして周りましたが、地域おこしにも地方創生にも、まずは地元の人達と繋がることが一番重要だと思っていますし、そのつなぎ役になれればと思っています。

編集後記

インタビューの後に大塚さんが経営しているカフェ&スポーツバーでお食事をいただきました。味はもちろんのこと、入れ代わり立ち代わりで大塚さんと挨拶をし、我々にも世間話をしてくれるお客様の笑顔がとても印象的でした。ほかの地域からきた我々に気さくに話しかけていただけたのは、大塚さんの「繋ぐチカラ」があってこそだと実感しました。お腹もこころも満たされるひと時に大満足の一日になりました。

-コーディネーター紹介-

福島県矢祭町・栃木県矢板市

やまぐち りょう

山口 涼

静岡県静岡市出身。2000年に現VSN(当時ベンチャーセーフネット)に入社。機械系エンジニアとして、お客様先企業で半導体露光装置、硝子製品、医療機器の設計開発に携わる。自社においてはグループ・リーダーを担い、組織マネジメントの経験も積んでいる。近年はエンジニア志塾、次世代エンジニアラーニングスクエア、地方創生VI(本プロジェクト)など、社外フィールドへも活動を拡げている。知らない土地で敢えて迷子になるような手法の散歩が好きである。