一どんな活動をされていますか?
食パンをメインにしたパン屋「seazbran シーヅブラン」を経営しています。
2018年10月にオープンしたので4年目になります。
元々、小学校の教員をしていたのですが、昔からパンを作るのが好きで教員を辞めて仁木町でパン屋を始めました。特別な日や人に贈る高級路線の「ハレ」、毎日食べても飽きない「ケ」など様々な種類の食パンを販売しています。食パン以外にも惣菜パンなども販売しています。
また趣味が登山、スノーボードなので、それぞれの食パンに近くの山の名前をつけています。
一今やっていることについての課題はなんですか?
もともと私は余市から仁木へ向かう時の風景が好きだったので仁木町でパン屋をオープンすることを選びました。仁木町には観光資源がたくさんあると思います。しかし、町民はそのことにあまり気づいてないように思います。
私に関しては出来れば生産量を増やすための機械を新規で導入したいのですが、コンテナハウスのスペースに限りがあるため、導入が難しい状況です。また今の営業日数でも体力的にも手一杯な状況なため体調を考えたバランスで営業するには難しいところがあると思います。
一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?
仁木町に関しては暖かい時期は果樹目当ての観光客は多いですが、冬になると観光客が一気に減ってしまいます。冬の時期でも仁木町を訪れて貰えるような観光資源をもっと掘り起こしていけるといいなと思います。
お店としてはもっと多くの人に来てほしい気持ちはありますが、それで常連さんが来づらくなるのは辛いです。現在、お店のインスタグラムとブログをやっており、特にお店のホームページに掲載しているブログの方に力を入れています。ブログはファンの方が見に来てくれるのでそういったお客様を大切にしていきたいと考えています。お店のパンを楽しみにしてくれている方々のためにもブログでの情報発信も継続して頑張って行きたいと思っています。
一今後の目標はなんですか?
現在のお客様は口コミで知った方がほとんどです。来てくれたお客様が「美味しい」と思ってくれてまた他の知人に広めてくれています。またそうお話ししてくれるお客様との直接的な交流が嬉しくて楽しいのです。直接生の声を聞いてまた頑張って作ろうと思えます。今はネット通販もできますが実際に買いに来て出来立ての味を知っていただきたいです。だからこそ目の前のお客様を第一に考えたパン作りをしていきたいです。
編集後記
インタビューさせていただく時からずっと笑顔が絶えず、終始楽しい雰囲気の中お話を聞かせていただきました。登山を趣味とされており、仁木の近くには景色が素敵な山が沢山あると教えて頂き、自分も登ってみたいと思いました。人とお話しするのが大好きなのが伝わり、このお仕事にピッタリの人柄だと感じました。
本当にお母さんのように何でも喋れてしまい、あっという間に約束のインタビュー時間が経過してしまっておりました。