一どんな活動をされていますか?
出身は北海道の岩見沢市で、生まれてから今までずっと北海道で暮らしています。現在は北海道大学大学院の国際広報メディア・観光学院に在籍しながら今年の5月から仁木町の地域おこし協力隊に着任して、ワインツーリズムを広める活動を行っております。大学3年生の頃に仁木町の隣にある余市町のワイン農家さんでワインツーリズムについて研究をさせて頂いた事がワインツーリズムに興味を持ったきっかけでした。最近の活動としてはワインツーリズムを広げるために仁木町のワイン事業者さんと交流することや、ワイン用ぶどうの農家さんのお手伝いをさせて頂きながら地域の皆さんとのコミュニケーション作りに積極的に取り組んでいます。また、観光協会が企画されているワーケーションの支援や、過去に長沼町役場で農家民泊の推進をしていた経験があるため、仁木町でも農家民泊を進めるためのお手伝いもさせて貰っています。
一今やっていることについての課題はなんですか?
昨今、仁木町でワイン用ぶどうを育てたいという移住者が増えており、とても注目されている地域でもあります。ただ、ワインツーリズム自体はまだ多くの方々に認知されている活動ではないため、まずは町民の皆さんに自分の活動を知って頂く事が課題であると感じています。
一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?
仁木町はワインツーリズムの広報だけでなく、自分がやりたいことを自由にアレンジして活動できる募集内容となっており、私自身の研究者としての探求心を存分に発揮できる地域だと感じました。また、仁木町の現職の佐藤町長、林副町長も自分と同じ町外出身の方である事から、仁木という土地は町の外から来た人も温かく受け入れてくれる文化が根強い土地であると感じています。そういった町の外から集まって来たパワーのある人たちと住民が一体となってこの町を盛り上げていく事が、この仁木町では実現できると強く感じています。
一今後の目標はなんですか?
仁木町でのワインツーリズムという文化を浸透させていく事です。地域おこし協力隊としての3年間で、まずは最初の1年目は仁木町の皆さんに自分の活動を知って頂き、最終的にはワインツーリズムの文化を浸透させていく事で町の観光産業の活性化に繋げて行きたいと思っています。ワインツーリズムに来られるゲストと農家の方々との関わりによってどんな産業や文化が生まれるのか、外から来られるゲストの方々は仁木町の畑や土地、町の景観にどんな魅力を感じてくれるのかを探求して発信していきたいと思っています。
編集後記
三浦さんには今回のフィールドワークでインタビューにご協力を頂いただけでなく、他の方々へのインタビュー活動や施設見学などにも同行して頂きました。私たちと同じ目線を持ちながら、自らが仁木町の一員となって活躍されている三浦さんを、VSNの仁木町チームは勝手にチームの新メンバーとして位置づけさせて貰っています。今後も、三浦さんと連携をしながら仁木町の地方創生に向けて共に励んで行きたいと思っています。