小山の鋼人

栃木県小山市

いなば けんた

稲葉 健太

栃木県栃木市出身。日本福祉大学に入学。福祉実習でサービスや経営の大切さを実感し、経営を学ぶため明治大学大学院進学し、MBAを取得。その後、福祉を中心とした改善業務に従事し、現在の会社にて専務として活躍。

一どんな活動をされていますか?

小山鋼材株式会社の事業は、特殊鋼や一般鋼材などの製造業に関わる材料の加工から販売までを行っております。私は専務としてマネジメント業務を行っています。

一今やっていることについての課題はなんですか?

製造業界は高度経済成長期とともに成長し、製品はそのモノの質を問わず、普及することを第一の目的とし、モノは飛ぶように売れました。しかし、そのような大量生産・大量消費の時代も終わりを告げ、量から質へ、製造からサービスへと市場における競争の構造的変化が起こっているように感じます。

その中で私が現在課題として感じていることは、市場環境の変化に対する『対応力』と『情報/スピード力』です。月並みな表現ではございますが、現在の社会環境は日々速く、そして大きく変化し続けているように感じます。そのような中、今後起こり得る状況を完全に予測しきることは不可能といえます。そのため、どのような状況下にあっても対応できる組織力の向上が必要だと考えています。我々は、このような時代のドラスティックな変化と不確実性の高まりの中で、変化に対応し、進化し続けることのできる組織でありたいと思っております。

二点目は情報/スピード力です。
幅広く情報を収集し整理して取捨選択するということと、捉えた情報をもとに素早くアクションを起こす機動力はどのような場面でも重要になるかと思います。特に地方と都市部では、そのチャンスという機会を含めて大きな違いがあるように感じます。弊社でも、新規事業を立ち上げる試みを行っておりますが、事業の停滞感にその双方の必要性と課題を感じております。変化に敏感になれたとしても、チャンスや機会を手にするためにはこれらを意識し、実行していくことが必要であると思っております。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

課題を乗り越えると強い組織への道が一歩近づくと思います。どのように対応力を上げるべきか、どのように情報を収集し、それを限られた資源でどうやってスピーディーに行動に移せるかを考えることができます。そして、考え続けることは思考の具現化を早め、DX化を推進させることになるとも考えています。対応力の幅を拡げ、情報収集や共有の方法を変え、人ではなく機械が実行し、人の働き方を変えるなど可能性は無限に感じられます。また、中小企業という企業体においても、一社で生き残ることが難しくても地域全体でネットワークを組み、産業全体を押し上げていく仕組みをつくることができるかもしれません。ただ、その起点と成り得るのはいつも人であり考え抜くことがその出発点だと考えております。

一今後の目標はなんですか?

非常に難しいのですが、大きく言うと自分が関わった人には少なくともみんなに幸せになってほしいと考えています。
そのためにも、会社としては市場など外部環境に左右されず、様々な面で柔軟に対応できる強い組織であってほしいと願っており、それを体現する組織作りを目指していきたいと思っております。

編集後記

インタビューを通して稲葉さんに感じたのは、『相手へのサービス意識』です。学生時代に感じたサービス意識の低さを実感した経験や、製造業という一般的に男性が多い環境においても多様な人たちが活躍できるように、相手を考え抜く姿勢、誠実であることなど常に謙虚な姿勢が大変感じられました。これが現在の相手への丁寧な対応に繋がっているのだろうと感じたインタビューとなりました。

-コーディネーター紹介-

ID 栃木県小山市

たけうち ひであき

竹内秀亮

福岡県出身。大学では経済学を学び、人生で活きるスキルと人生の目標のためにITエンジニアとしてキャリアをきる。その後、2021年にModisに入社。Modisではセキュリティ関連の仕事に従事しながら、地方創生VIに参画。社内では毎朝NEWSを提供し、ITから経済・政治までを知識として発信。