こどもたちの未来に明るい希望を!”本気で楽しむ”を体現するあわらの人気者

福井県あわら市

さかのうえ しょういち

坂之上 将一

高校卒業まで地元あわら市で過ごした後、東京に拠点を移し、大学、銀行員、ベンチャー企業、飲食店経営、コンサル会社の起業などの様々な経験を経て、あわら市に帰郷。 現在は、一般社団法人MYNKSの一員として、より良いまちづくりやあわら市の活性化に尽力している。また、個人でも便利屋を経営し、市民に様々なサービスを提供しながら活躍している。

一どんな活動をされていますか?

個人の仕事においては、便利屋として瓦屋根の修復や害虫駆除、遺品整理など幅広く何でも対応しており、季節に従って剪定伐採や除雪などの対応も行っています。初めて頂く依頼内容についても独学で勉強して丁寧な仕事をすることで、得られた経験から自身の成長や能力を向上させ、サービス範囲の拡大に繋げています。

まちおこしにおいては、あわらのキーマン達と協力してまちづくり会社一般社団法人MYNKSを立ち上げました。「あわら市はこのままでは良くない」と思いながら個々で活性化活動していたメンバーが繋がり、あわら市の明るい未来に繋がるものを創り上げようと様々な活動をしています。

最近では、「あわアワー!」という音楽と食が集まるイベントを開催しました。全力で楽しむ大人の背中を見せて子供たちに地元を好きになってもらう!あわら市全体で地元を盛り上げる面白い街になるように!そんな想いをこめて、素敵な時間を過ごせるイベントを創り上げています。

一今やっていることについての課題はなんですか?

便利屋の仕事としては、様々な個人事業主の方々と協力してサービス提供を行っているため、多くの方々の支援があり、経営が成り立っています。このように支えてくれている方々への報酬をより良くするために、売上げを上げるためにはどうするべきかを日々模索しています。

まちづくりの仕事としては、「このまちを良くしたい」「もっと活性化させたい」と思う住民はどの地方においても必ずいます。しかし、一人の力では多くの困難があったり、諦めてしまったり、個々の活動範囲にしか目が届いておらず行動が伴っていないことなどがあるので、協働したり、横との繋がりをもっと強くしていき、大きな共同体で活動していく必要があると思っています。

また、観光地として従来のやり方をより良くしていくために、熊本県で開催されている熊本よいちなどを参考にしたり、隣市の加賀市などに足を運んでまちづくりに関する情報収集を行い、あわら市独自の活動やイベントを創り上げていこうと思っています。そのような想いからまちづくり会社を立ち上げた背景もあります。

一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?

一度あわら市から離れた人が戻ってきたり、若い世代に希望を持たせられるまちにしたいと思っています。まちの活性化も願っていますが、一番は子供たちに希望を持たせることだと思います。

大人たちが「本気で楽しむ」姿を体現して、それを子供たちに感じて欲しいです。それによって子供たちが希望を持った人生を切り開いていけたら良いなと思いますし、そんな子供たちが生み出す新しいものにも大きな可能性と期待を抱いています。

自分の育った故郷をよく知り、愛し、自分で考え行動できる教育を受けた子供たちが育てば、10、20、30年後にはきっとみんながもっとまちのことを考え、もっと政治のことを考え、より良いまちづくりに繋がると思っています。

一今後の目標はなんですか?

観光協会やホテル経営者と協力して、人が出会える、人が集う場となるお店をコンセプトに温泉街に飲食店の開業準備を進めています。旅の醍醐味は"人との出会い"だと思っているので、旅行者が観光地や地元の料理を楽しむというニーズだけに焦点を当てるのではなく、一生の思い出や繋がりを生み出すような場を創りたいと思っています。

また、地元の子供たちに希望や明るい未来を持てるようにするには、もちろん教育も必要ですし、政治的なものも必要だと思っています。現在の活動においても現市議会議員とも協働していますが、自分たちで地域政党みたいなものを作って、直接的な活動ができるようにしたいです。

大きな希望を持ちながら明るい未来を創り上げるために歩んでいきます。

編集後記

「大人が楽しむ姿を体現する」「子供が明るい未来をもつ」、この想いをお話の中でひしひしと感じ、”本気”で取り組む姿勢にとても感銘を受けました。
あわらの人気者としてこれからも”本気”な活動を楽しみにしています。

-コーディネーター紹介-

ID 福井県あわら市

いとう よしのり

伊藤 義典

埼玉県川越市出身、埼玉県在住
金融会社の情報システム部門でインフラシステムエンジニアとしてキャリアをスタート。
2013年VSN入社。SIer企業やエンド企業でエンジニアスキルを磨き、2019年からキャリア開発の業務に従事。現在は、ビジョンマッチング開発を担当している。