「顔の見える」あなた専属の野菜栽培人を目指して。

鹿児島県大崎町

セキヤトモタカ

関屋智誉

トモタカファーム代表 1970年生まれ。大崎町出身。 大崎中学校、志布志高等学校卒業。 大学では芸術学部で工業デザインを学び、都内メーカーにて20数年勤務。 退職後、埼玉の農家にて実務体験後、青年期を祖母と過ごした大崎町に戻り、 定番野菜からフランス・イタリア等の西洋野菜や珍しいお野菜まで色々と栽培しています。

一どんな活動をしていますか?

定番野菜からフランス・イタリア等の西洋野菜や珍しいお野菜まで色々と栽培しています。 お野菜は主にネットにて一般の方への宅配、鹿児島市内の飲食店様等への宅配、 自宅前にて直売、近々道の駅や直売所等への出品も進めています。 鹿児島でも普段あまり見かけないであろうお野菜も作っていますので、是非味わって見て下さい。 モノ珍しさによる地元農業の活性化や、家族の大切な食卓、飲食店様の素敵なお皿、 そしてお客様のテーブルへ・・、そんなお野菜の話題等も一緒に添える事が出来れば 大変嬉しく思います。 ※お野菜は全て極限まで無農薬にて、有機系肥料を主体に栽培しております。

一はじめたきっかけはなんですか?

20数年の会社員生活にピリオドを打ち、それまでは毎週の様に趣味で埼玉で借りた畑で行って 来た10年程の週末農業を本業とする事に決意し、退職後に開始した農家での実務体験を終え、 埼玉より祖母と暮らした鹿児島県曽於郡大崎町に移住。2016年1月よりより本格的に就農しました。 残り半分の人生、好きな事やっちゃえ的な気持ちを抱きつつも、 一つ一つじっくりと土と向き合って行こうと思います。 一番難しい事ですが、何よりも美しい、美味しい、と感じて貰える様なお野菜を作り、 提供する事が大前提。その先に、これからの人口減少における都会向けや、 飲食店様向けお野菜のあり方、本格的高齢化を迎えるお年寄りとお野菜のあり方等を どのようにVegetable-Designして行くかもテーマです。 是非、私自身も「顔の見える」あなた専属の野菜栽培人に育てて頂ければとても幸せです。

  • イタリアンラディッシュ

  • 自宅前の直売所。コメントつきで旬の野菜を販売している。

一一番大切にしていることはなんですか?

「限界を求めて頑張ってみれば、結果それは自分ではなく誰かの”力”になって行く・・・、 例えば自分は野菜という食を通してそれをやってみよう、」 と、思いながら今日も畑に向かいます。 鹿児島に戻ってからようやく1年が経とうとしています。 本格的に初めてまだ日も浅いですが、長きに渡って鹿児島を離れていた為、 狭い日本ではありますが、やはり埼玉とは大違いの、まず季節や気候の流れの感覚 を掴み戻しながら、栽培する野菜のタイミング等を調整、また、何が育ちやすいのか、 今まで埼玉で育ててきた野菜は同じようにこの地でも育つのか等を考察しつつ、作業を 行っています。 数十種類の野菜を同時に育てるため、現在はまだまだ野菜に追われながら の毎日です汗。 ただやはり、試行錯誤行ってそれが上手く行き、無事収穫に辿り着けた 時の嬉しさや感動は一度行うと辞められません笑。 また、食べる事が大好きなので、実際それらが自分でも食べられる、 という一見当たり前の事ですが、そこまで辿り着けるとまさに二重の喜びです笑。

一今後の目標を教えてください

現在は昔と違ってネットもあり、海外等で見たことも無かった野菜の種なども、 比較的簡単に手に入る時代になりました。 人が人生において食に掛ける時間は朝昼晩と一回1時間、 朝食、昼休み、晩御飯と、計3時間と計算してみても、一年で1,095時間で46日、 80才まで生きたと仮定すると3,680日、およそ一生で丸10年は食に費やす時間です。 慣れ親しんだ一般的なお野菜を食べるのももちろん素敵な事ですが、 世界中にはまだまだ知らなかった野菜が山ほどまだあります。 どうせそこまで費やすならば、色々なお野菜をあえて食べて楽しむのも、 「食」が楽しくなる感じがして来ませんか?。 これは美味しかった、もっと食べてみたい、そういうお客様の声の積み重ねによって、 時間は掛かるものではありますが、ある日また一つ、この地で名産的、 オリジナル的な産物として認めて頂ける様なモノが、 またプラス一つでも出来ればこの上ない喜びですし、そんなお野菜を飲食店様等を通して、 今度はお料理にして頂き、それがまたこの地でしか味わえない新しい味になったね、と 言われる様な目標を持って、まだまだ始まったばかりですが、日々精進して行きたいと思います。

アピールポイント

デザイン系をかじっていた経験もあるからか、 面白い形や色の野菜とかを書物やネットで見かけたりすると、 どうしても飛びついてしまいます。 長きに渡ってこちらで伝統的なお野菜作りをされている農業に携わって来た方々からすると、変わり者だねと思われるかも知れません。 鹿児島ではさつまいも、大根、エンドウ、オクラ等、国内でもトップ生産の野菜も多々ありますが、ただ、今年の夏もそうでしたが、昨今の気候変動で、そういう名産的なお野菜も平年の様にうまく育たなかった、育っていたけど収穫直前で被害にやられた、というニュースも鹿児島以外にも各地で頻繁に見かけます。 もちろん自分もそういう伝統的な野菜の栽培は大切にして行きたいし、 自分も栽培して行きたいと思っていますが、同じ事を続けているばかりでもダメな部分は将来的にあるのではないかとも感じています。 また高齢化も進み、自宅前では直売所を作ってお野菜も販売したりはしていますが、白菜や大根が大きすぎて重過ぎて、持って帰れず、買うのを諦めるなんて一人暮らしのお年寄りのお客様もいらっしゃいます。そういうお客様向けに、今秋はミニ白菜、ミニ大根等も多めに栽培してみたりもしています。

-コーディネーター紹介-

丹精込めて丁寧に野菜を育てているトモタカファームさん。 様々な種類の野菜を育てております。 取材をさせてもらい改めてトモタカさんの野菜に対する愛情を感じました。 いつもどんな野菜が売っているのか覗くのが楽しみです。 ブログも楽しく読ませていただいております。 また野菜を買いに行きます。ありがとうございました!

ID80 鹿児島県大崎町

やまもとそうた

山本創太

1993年1月生まれ。千葉県出身。 2016年4月より鹿児島県大崎町にて地域おこし協力隊として活動中。 ”誰よりも大崎町を楽しむ”をモットーに日々生活をしております。