一どんな活動をしていますか?
里山地域でぶどうを中心に果樹栽培をしています。ぶどうでは色とりどりな大粒品種を7種類栽培しています。他に桃と柿を栽培しています。桃はあかつきという品種です。柿は平核無柿(ひらたねなしがき)という渋柿で干し柿に加工して販売しています。自宅(築60年ほどの民家)をセルフリノベーションしながら暮らしています。
一はじめたきっかけはなんですか?
「自然に囲まれて暮らしたい」という思いから3年前に東京から移住しました。旅先で美しいぶどう畑と出会い、ぶどうを育てながら暮らしたいって思うようになりました。修復や建築設計の経験があったのでセルフリノベーションを計画。中央アルプスの千畳敷が美しく見える駒ヶ根でIターン就農を決意しました。
一一番大切にしていることはなんですか?
職人気質が強いので、妥協せずコツコツとこだわり抜いてつくることを大切にしています。「美味しいもの」って美しくないですか?食べたいと思うから「美味しそう」に見えるんです。身体が求めているから「美しく」見えると思うんですよ。少し欲張りですが「美しくて美味しいもの」をつくりたいです(笑)。 それから、農業(仕事)と生活を分けて考えるのではなく、農業を含めた日々の暮らしを大切にしています。
一今後の目標を教えてください
背伸びをしないで、自分の暮らしにちょうど良い農業を営みたいです。その上で、納得したこだわりの果物や加工品をつくりたいですね。中山間地では効率的な農業はしにくいです。しかし、こだわりの農業はしやすいのではないでしょうか? 移住してから、慌ただしく始まった新しい暮らしは、次第にゆっくりと心地よいペースになってきました。何気ないけど農作業の手を休めて、中央アルプスの山々を見ながら2人で休憩する時間だって最高の贅沢です。自宅リノベーションの続きもやりたいです。何より「暮らすこと」を大事にしたいですね。
アピールポイント
南信州の太陽とアルプスの水で育った果樹園ではぶどう(ナガノパープル・シャインマスカット・巨峰など)、桃(あかつき)が瑞々しくとても美味しいですよ。冬の手作りのコロ柿(干し柿)も噛むほどに自然な甘さで絶品です。 <問い合わせ先> 十文字ガルテン http://j-garten.com/
-コーディネーター紹介-
「暮らすこと」が何よりも大事。移住に際して自分が大切にしたいことに、立ち返るようなお話を聞かせていただきました。美しいこと、美味しいことが暮らしの中で創られるなんて、素晴らしいですよね。ぜひとも、宝石のような果物をご賞味あれ!