一どんな活動をしていますか?
大工・木工職人として、個人のお宅のリノベーションやテラスづくりや、公共の施設の棚を作ったり薪を作って頼まれた人の家まで持って行ってあげたり。木を使って出来ることや、作れるものなら何でもやるよ。 あとは民泊。修学旅行の子供達や、移住を考えてる人が田舎暮らしや、村の環境の下見に来るんだよ。
一はじめたきっかけはなんですか?
大工になったのは15歳の時。昔ながらの茅葺きの実家を立派に立て直したいと思って。 今住んでるのはその茅葺きから立て替えて2つめの家で。亡くなった奥さんが家の中のデザインをして、それを自分で建てたんだ。台所とか、使いやすいだろ。
一一番大切にしていることはなんですか?
民泊に来た子供達と一緒に田舎の料理を作ったり、裏の動物たちの世話をしてもらったり、木工の体験をしたり。都会じゃすぐには出来ない「ふつう」のことをやってもらうんだ。 いいぞー、みんな明るい表情でさ。楽しんでいってくれるのが、嬉しいんだ。 70年以上この場所に住んでいるけど、四季の巡りが素晴らしい。 自然の中で、身の回りの環境を身体を使って整備しながら暮らすのが幸せなことだって、体験しないとわからないよ。
一今後の目標を教えてください
目標は、今の暮らしを維持することかな。 民泊で家に来て木工や山菜採り、動物の世話など色々興味を持って体験して欲しい。 木工教室を開いたりして、仕事を手伝ってくれる人を探さなきゃね。笑
アピールポイント
西村さんちの動物園には山羊とニワトリと犬とウサギがいる。 みんなに声をかけながら今日の調子を尋ねる。 みんな、西村さんのことが大好きだ。
-コーディネーター紹介-
綺麗な音・もの・風景を求めて地区で雅楽やお茶のイベントを開催したり、素敵な時間のプレゼンターである西村さん。「暮らしの維持」と言いつつ「やったことのないこと」への好奇心満載な方。 特に「食」への関心が高く、身の回りや野山で採れる旬の食べ物についてや、郷土料理の継承など食べもののお話しをするときのきらきらと輝く瞳が印象的です。 「ほんじゃ、また上がってきて飯でも食べてきなよ!」と手を振る西村さん。 またお弁当持って手伝いに行きますね。