一どんな活動をしていますか?
会津美里町旭寺入地域で大玉トマトを中心に栽培しています。大玉トマトでは「りんか」「桃太郎」などを栽培し、その他にもミニトマト「サンチュリーピュア」「千果」やいんげん、スナップエンドウも栽培しています。また冬場の作業として、しいたけの菌床栽培にも取り組んでいます。また「会津美里農業男子」という会津美里町の農業を広めようと取り組むグループにも所属してます。
一はじめたきっかけはなんですか?
会津で農業研修の時にお世話になった農家さんの「震災で大変な状況でも、なんとか立て直そうという前向きな姿勢」に心打たれて、会津で農業をやりたいという思いが芽生えました。青年就農給付金と会津美里町の新規就農の補助金を受けながら3年前にトマト農家として新規就農、今年で4年目を迎えます。
一一番大切にしていることはなんですか?
手間暇かけて育てたトマトを収穫するときが何よりもやりがいを感じます。規模を大きくしていくよりも現状を保ちつつ無駄を抑え、より品質の良いものをつくっていきたいです。また自分だけが良ければよいという考え方ではなく、地域や人とのつながりを大事にし、何かあったときにはお互い助け合えるような関係を大切にしていきたい。自分が造った野菜を地域で消費する「地産地消」を目標に、地元の経済を活性化していきたいです。
一今後の目標を教えてください
会津美里町も全国の地方と同じく後継者不足、耕作放棄地の増加などの問題を抱えています。 自分が農業で経営を継続させることで、これから就農する人のモデルになれるように活動していきたいです。そうすることで、少しでも会津美里町へ移住し就農する人が増えてくれればと思います。会津に移住してみて、会津は伝統の栽培技術を隠さず教えてくれたり、地域行事や消防団なども快く参加せてもらえたり、人間関係が築きやすいと思います。新規就農をする時も、多くのことを手助けしてもらいました。その恩返しとして、農業を通して会津の魅力を発信し、さらには地域の発展に貢献できたら良いと思います。
アピールポイント
会津地方は、寒暖の差が厳しい地域です。そんな中一つ一つ丁寧に育てあげられたもぎたてトマト。
-コーディネーター紹介-
後継者のいない農家が多く、耕作放棄地が増えているこの町で、柴﨑さんのような存在やその活動は今後の町の農業の維持発展に欠かすことのできないものだと思います。会津美里町の農業を盛り上げるために共に頑張りたいです。