おばあちゃんの畑を守るためにはじめたイノシシの狩猟

桜川市

のぞみ

Nozomi

前職は東京で営業職。 2018年に祖母の畑を継ぐために、桜川市へ移住する。

一どんな活動をしていますか?

ヨガのインストラクターをしながら、おばあちゃんの畑の手伝いをしています。

茨城県の野生鳥獣による農作物の被害額がとても大きいので、畑を守るために狩猟もしています。

同時にYouTubeや自身のホームページ、各メディアの取材を通して茨城県の魅力を発信しています。

一はじめたきっかけはなんですか?

おじいちゃんが他界し、その畑を継ぐために桜川市へ移住をしました。

狩猟をはじめたきっかけは、桜川市がイノシシによる農作物の被害が深刻である上に、おばあちゃんの畑も被害に遭っているためです。




  • 令和2年にワークマン公式アンバサダーに就任しました。

  • 狩猟は、農作物を育てるためにがんばっている農家のお役に立てますし、イノシシが道路や民家に出没することを防ぐなど地域社会全体に貢献できます。

一やりがいや、特に苦労していることはありますか?

ヨガインストラクターの仕事は、生徒さんから野菜をいただくこともあるくらいに、東京よりも生徒さんとの距離が近く、すぐに打ち解け仲良くなれるのが地方の良い所です。

ポットに植えた種が、春になると芽吹きはじめる光景がとても好きです。
畑の仕事もはじめたばかりなので、試行錯誤しながら野菜を育てています。

狩猟では、仕留めたイノシシを山から降ろす”引き出し”の作業がとても大変です。
私自身の身体が小さいこともあり、大きなイノシシを捕らえたときは体力を使うので特に苦労をしています。

一今後の目標を教えてください

私は狩猟で獲ったイノシシの食べきれない分は食用として流通させたいです。
茨城県は東日本大震災による放射能の影響でイノシシ肉の出荷制限がありますので、今すぐにというわけにはいきませんが、ジャーキー(干し肉)に加工することも始めているほか、石岡市や静岡県の施設も視察しました。

ヨガのインストラクターとしても活躍していて、現在は新型コロナの影響で休止していますが、3密にならないように広いスタジオに移転します。
桜川市上城226―4で7月ごろにリニューアルオープンです。

-コーディネーター紹介-

自らの手で仕事をつくり、様々なメディアで情報発信をされていることに感銘を受けました。(更新日2020年5月25日)

D: 桜川市

はぎわら りく

萩原陸

2019年3月に武蔵野美術大学を卒業。
4月から桜川市の地域おこし協力隊として移住。