茨城県立真壁高校インタビューvol.3 ライフル射撃部

 

 

精神力が鍛えられる。みんな未経験者だから始めやすい

一競技を始めた時期はいつですか?きっかけは?

Aさん:真高に入学してからライフル射撃部を知り、そんな部活があるんだと驚きました。先輩がエアライフルの練習をしているのを見て面白そうでやってみたいと思いました。最初はビームライフルでしたが去年の秋に資格を取りエアライフルに取り組んでいます。
Bさん:中学の頃から射撃ゲームが好きで銃に興味があったので、ライフル射撃部のある真高を受験して入部しました。競技を始めたのは入部してからでビームライフルをやっています。

一競技をやっていてうれしいことor辛いことは?

Aさん:高得点を出したときの爽快さは格別です。辛いのは真高の練習場に限らずほとんどの射撃場はエアコンがないことです。猛暑の中での練習は厳しいものがあります。
また、エアライフルはお金がかかるのですが、先輩が使っていた部で管理している銃を引き継いで使っています。
Bさん:そうですね、ビームライフルもある程度お金はかかりますね。体を固定するための射撃コートや靴なども必要なんです。
でも、この競技はとても楽しいです。たとえ低い得点を出しても、また点数を上げていく醍醐味がある競技だから。意欲がわき前向きになれる魅力があります。

一競技紹介1 10メートル先の的に45分で60発の射撃を行う競技

日本の射撃競技は現在、ライフル射撃・ピストル射撃・クレー射撃等6種目行われており、競技ごとに統括する競技団体がありルールが決められています。
ここでは、「全国高等学校ライフル射撃競技選手権大会」を主催する日本ライフル射撃協会の基本的なルールをご紹介。
☆10メートル先の標的装置(的)に向かって銃を発射する。
☆得点は標的装置の中央になるほど高い。0点~10.9点の小数点以下で判定される。
☆試合では45分で60発の射撃を行って合計点で順位を競う。
☆10.0~10.9点の10点圏内の的の大きさは、直径1mmと非常に小さい
※個人戦と団体戦で競い合うなど他のルールは割愛※
参考:公益社団法人日本ライフル射撃協会 https://www.riflesports.jp/
  :アニメ「ライフル・イズ・ビューティフル」公式サイト https://chidori-high-school.com/beamrifle/

一競技紹介2 ビームライフルとエアライフルの違い

ビームライフルは、射撃競技用の光線銃。銃規制の厳しい日本で独自に発達しました。ビームライフル競技は実弾を使用しないため安全であり、資格や免許が不要で誰でも始めることができます。オリンピック等国際競技の種目に入っていませんが、国民体育大会では正式種目のひとつに採用されています。また、激しい運動ではないので子どもから高齢者まで幅広く愛好者が存在します。
一方、実弾を使用するエアライフルは、火薬を使わない空気銃。公安委員会から「銃砲所持許可」を得る必要があり、この許可は難易度が非常に高いです。オリンピック・パラリンピックの正式種目であり世界を目指す競技者が多数存在します。
また、それらと別に散弾銃で空中を飛ぶ標的を撃つ「クレー射撃」という競技もあります。

2人とも「ライフル射撃は精神力が鍛えられます。みんな未経験者だからスタートラインが一緒で始めやすい競技です。卒業後も引き続きライフル射撃を続けていきますよ。多くの人に魅力を伝えたい!」と熱く語りました。
魅力いっぱい!真高ライフル射撃部!

-コーディネーター紹介-

ID 桜川市

たなかみずほ

田中瑞穂@アニメ好き

2020年2月1日から茨城県桜川市で地域おこし協力隊として活動しています。アニメや漫画が好き。愛車はCOPEN。イベントには三毛猫の着ぐるみで参加することも!仲良くしてやってください(・∀・)
http://sakuragawa.blog.jp/