茨城が誇る品質日本一との呼び声高い「常陸秋そば」の生産・加工を行う。

岩瀬

ひしぬま ひでまさ

菱沼 英昌

(有)イワセアグリセンターの代表取締役を務める。

一どんな活動をしていますか?

当社は「地域が元気になる農業」をモットーに、安心安全な作物づくりを誠実に実践している農産物生産法人です。

主に、水稲、常陸秋そば、麦、大豆、じゃがいも、など数多くの作物を生産しています。
特にそばは常陸秋そばを80ha以上作付けしております。

富谷地区の立地条件を最大限に活かし、水はけの良い南向きおよび西向きの傾斜面(火山灰土壌)で、麦の裏作として、「常陸秋そば」を栽培しています。(田んぼでは作っていません)
収穫後の乾燥には、遠赤乾燥機(山本遠赤乾燥機)を使用し、3日間かけじっくりと乾燥させることで水分、風味を損なわないように仕上げます。
玄そばは真空アルミ袋包装にて冷温貯蔵しています。

一はじめたきっかけはなんですか?

昭和49年に「富谷地域営農集団」を結成し、稲麦収穫受託協同作業を開始しました。さらに、昭和63年から、常陸秋そばを本格生産開始し、平成13年には組織を法人化させました。

今、桜川市は常陸秋そばの作付面積・収穫量が県内2位ですが、昔から富谷地区でも、自家消費するための蕎麦の生産は盛んでした。
その他の農作物も種類豊富に生産していたので、組織になって効率化を図るために農産物生産法人を立ち上げました。

  • 画像のように、玄そば(鬼皮)、丸抜き(蕎麦の実のみ)、そば粉、と、蕎麦は加工によって3段回に分かれています。

  • 10月下旬から11月中旬頃に蕎麦の刈り取りをします。
    なので、8月下旬から10月上旬頃までは、畑に綺麗な蕎麦の花が一面に広がっています。

早刈りそば粉(常陸秋そば)は、放熱効果に優れ、蕎麦用石臼の材料として最高とされる蟻巣石(直径1尺6寸(約49センチ))の石臼を低速で挽くことで、風味を壊さずに豊かな香りと甘味があり、しっとりとしているのが特徴です。
特に品質にこだわる蕎麦職人の方や愛好会等のグループの方にリピーターが多く、大変ご満足頂いている逸品です。

-コーディネーター紹介-

桜川市は常陸秋そばの作付面積・収穫量が県内2位だとはじめて知りました。

D: 桜川市

はぎわら りく

萩原陸

2019年3月に武蔵野美術大学を卒業。
4月から桜川市の地域おこし協力隊として移住。