一どんな活動をしていますか?
農家の自宅に宿泊して農作業のサポートをしてもらう「ファームサポート」の受け入れをしています。 5月のりんごの花摘みや摘果から始まります。 りんごの他にも色々ありますので、時季によりその果樹に必要な作業をみんなで行います。 3泊4日の滞在期間中、自主的に仕事を探して動ける方が多く「ヤル気」で来られる方が多いと感じますね。
一はじめたきっかけはなんですか?
自宅を使って民宿をしてみたいと考えていた折に、村で「ファームサポート」を始めたと聞き、参加してみたんです。 初年度からなので、もう14年になりますね。
一一番大切にしていることはなんですか?
3泊4日という短期間で、皆さん一生懸命に作業をしてくれて本当にありがたいです。リピーターの方で、畑の場所、そこで育てている作物の事、作業についても把握している方もいらっしゃって(中にはファームサポートを始めた頃からのお付き合いの参加者さんもいらっしゃいます。)とても助かります。そんな時こそ、作業中の事故などに気を付け、無理のないようにやってもらえたら、と気遣いをする事が大切だと思っています。 始めた頃は私たちも若かったので、朝一から日暮れの音楽が鳴り響くまで作業しっぱなし、なんてこともありましたから。笑 今は、オンとオフをしっかりと、作業が終わったら望岳荘(村の入浴施設)でお風呂に入り、家に帰ってあたたかい夕食を囲んでコミュニケーションをとる。その時間を大切にしています。
一今後の目標を教えてください
まずは短期でも一度来てみてほしい。 年代や普段の職業や立場も関係なく、色んな方に来てもらって「農作業」という時間を共有してコミュニケーションが出来たらいいな。 良い気候の頃には農業も忙しく、なかなかあちこち出かけることも出来ないから、参加者さんが新しい風を持ち込んでくれるのがとても楽しいです。 あとは桃や梨の花が咲くころにイスやテーブルを果樹園に置き、桜の花見とは違った雰囲気を楽しんでもらえるような「果樹園のお花見」を開催したいな、と思っています。 素敵だと思いません?
アピールポイント
みなみ農園の「貴陽」ジャム 甘酸っぱさが特徴のスモモ、貴陽。村内でも生産者は少ない。 秋映・シナノスイート・シナノゴールド・サンふじ、と品種ごとに作っており、味の違いを楽しめるりんごジュースは、村内外の農産物直売所で販売している。
-コーディネーター紹介-
ファームサポートに来られる方は、リタイア組の60代の方・新規就農を目指して研修として来る方・社会勉強としてボランティアに興味のある大学生・・・と年代も様々です。 忙しいシーズンにはやることがたくさんで、なかなか出かけることも出来ないと思いますが、色んな地域から来る方との会話で潤い、コミュニケーションすることが何より楽しいとお話ししてくれた優子さんや晶行さん。 外から来た人たちを、自分たちの生活や仕事に迎え入れてくれる、そのオープンな心の持ちようが、お二人の素敵なところだなぁと感じました。