会津盆地の真ん中で、田園風景が広がるくつろぎの宿「会津野ユースホステル」

福島県大沼郡会津美里町

ハセガワヨウイチ×ハセガワミホ

長谷川洋一×長谷川美穂

 会津美里町にある宿泊施設(会津野ユースホステル)のオーナーです。ご夫婦ともに元々旅好きで、それがきっかけとなり、旅人を迎え入れたいと20年前にお店を開業。アマチュア無線が趣味で千葉県出身のご主人長谷川洋一さんと東京出身の美穂さんご夫妻。奥様は、会津美里町で地域活性化やPR活動されている女性グループ「会津美里こらんしょwoman」にも所属されていて、さまざまな地域イベントにも参加されています。4人の子供を持ち、家族で楽しく助け合いながら経営しています。

一どんな活動をしていますか?

 会津美里町(旧高田地域)でもともと盛んだったホップ栽培の処理施設の建物を、自らの手でリノベーションし、1997年の夏に開業。主にバックパッカーなどの旅人を迎え入れてきました。 シングル、ツイン、ファミリー、ドミトリー(相部屋)とそれぞれ部屋があり、最大24名が宿泊可能。広々としたダイニングでは、時にはお茶を出し、地域の名所や観光案内もしています。談話室や4千冊の蔵書が並べられているくつろぎのスペースもあり、旅人同士が交流したり、一人でくつろぎたい方にも心ゆくまで楽しめます。  宿の朝食に提供しているパンが好評を呼び、今では毎週水曜日に宿のリビング部分で「水曜はパンでしょう」というお店を開き、また地域イベントがあれば出店もしています。

一はじめたきっかけはなんですか?

 二人が出会い、宿泊業をやろうと決意した思い出の場所が、岩手県の「遠野」という地です。いくつか宿を開業する為の候補地がありました。その中で会津美里町は、縁もゆかりもない土地でしたが、印象がその「遠野」の風景や雰囲気にとても近く、この場所でのOPENを決めました。宿の名前も大きな野の風景が広がる会津の地にちなみ「会津野」という名前に決めました。

  • 四季の移ろいを感じられる会津美里町。宿の外に出てみれば田園風景が広がり、正面には、会津磐梯山や飯豊連峰が眺められます。

  • 自然の味、家庭の味を大切にしている「水曜はパンでしょう」の手作りパン。

一一番大切にしていることはなんですか?

 旅人はその土地の本来のものを求めていると思うので、料理は日常的なものだったり、地元で採れる旬な食材を使って、この土地の家庭料理に近いものを出すようにしています。

一今後の目標を教えてください

 今までのお客さんはバックパッカーなどの旅人がメインでしたが、「水曜はパンでしょう」としてパンを出すようになってからは、地元の方にも来ていただけるようになりました。毎週のように来て下さる方や居心地が良く長い時間お話されていく方も増えて、地元の方と今まで以上に交流が持てるようなり、私達にとっても新たな宿のあり方を考える良いきっかけとなりました。  これからは地元の方やいろいろな層(年齢や旅のスタイルが異なる)のお客様においでいただき、楽しく交流できるような宿にしていきたいです。

アピールポイント

【会津野ユースホステル】
受付時間:
 チェックイン16:00~21:00
 チェックアウト10:00
TEL 0242-55-1020
住所 〒969-6271 福島県大沼郡会津美里町寺崎字柿屋敷88
詳細はHPをご覧く下さい。HP:http://www.aizuno.com/

【水曜はパンでしょう】毎週水曜日 10:00~15:30 
宿のリビング部分で開催。

-コーディネーター紹介-

 オーナー夫妻の人柄が随所に感じられるとてもアットホームな空間でした。旅人だけでなく、地元の方にも愛されて、いろいろな方の交流ができる宿になったら、とても素敵です。  旅先で泊まったのが「会津野ユースホステル」であったら、お話好きの人は話こむことができ、くつろぎたい人はとてもリラックスできる空間とご夫妻でした。

ID166 福島県大沼郡会津美里町

はしもとりゅうたろう

橋本竜太郎

会津若松市出身。趣味でもあった登山を本格的にやりたくて、八ヶ岳の山小屋で勤務。そこでの出会いや体験により、家族で自然豊かな環境で農的生活をしてみたいと憧れを持つようになりました。 会津美里町でぶどう栽培だけでなく、ワイン醸造と六次化事業にも携われる地域おこし協力隊として、現在活動しています。ワイナリー立上げを目指して日々奮闘中!